Netflixのマーベルドラマ『ディフェンダーズ』を見る順番とダークな魅力を紹介します

"Netflixディフェンダーズ"
GIZMODOより

こんにちは。

Netflixでマーベルドラマディフェンダーズ』シリーズが配信されています。

ディフェンダーズはデアデビル』『ジェシカ・ジョーンズ』『ルーク・ケイジ』『アイアン・フィストの4人のヒーローがクロスオーバーする、Netflixオリジナルのマーベルドラマシリーズです。


各作品の間には時系列が存在し、かつ映画シリーズよりも作品ごとの結びつきが強いため、順番に見ていかないと話がチンプンカンプンになりかねません。

そこで今回はディフェンダーズ』シリーズを見る順番(時系列)と、映画とは異なるダークで大人なドラマの魅力をご紹介します。

ディフェンダーズ』とは

ニューヨークを舞台にしたダークヒーローたちの戦い

ディフェンダーズ』アメリカのニューヨークを舞台にデアデビル』『ジェシカ・ジョーンズ』『ルーク・ケイジ』『アイアン・フィストの4人のヒーロー(*1)の戦いを描くドラマシリーズです。


ディフェンダーズ』シリーズ最大の特徴はダークな世界観にあります。

映画シリーズはファンタジックでカッコイイヒーローの活躍を描きますが、ディフェンダーズで描かれるのは人知れず悪に立ち向かい、自分の力や立場に苦悩するヒーローたちの姿です。

彼らは超人的な力をもつものの、アイアンマンやキャプテン・アメリカのようにみんなに存在を知られているわけではありません。また戦う相手も地球まるごと滅ぼすような異星人などではなく、ニューヨークを裏で牛耳る組織や街のギャングなど、陰でコソコソする組織がメインです。

だから彼らは、

「目立たず静かに暮らしたい。しかし力を持つ者として悪に立ち向かうべきなのか……」

と悩みます。

決して完璧ではない、カッコイイわけでもない、何なら性格上の問題も多い。映画よりもずっと人間臭さがあふれる身近なヒーローのリアルな苦悩と、それでも悪に立ち向かう正義の姿に心を揺さぶられます。

映画では見られない激しいシーンが盛りだくさん

そんな感じで全体的に雰囲気がシリアスで暗いため、映画ではできないようなグロテスクでバイオレンスでエロティックなシーンが多いです。

具体的には……

  • 頭を銃で撃ち抜く
  • 首が吹き飛ぶ
  • 爪の間に針をぶっ刺す
  • 腕をミキサーにかける
  • 激しいベッドシーン(正◯位、騎◯位、後◯位なんでもござれ!)

などなど「子供はお断り!」の内容が多いです。間違っても家族みんなで楽しまないでください。

MCUと同じ世界の物語

ディフェンダーズシリーズは『アベンジャーズ』でお馴染みのMCUマーベル・シネマティック・ユニバースと同じ世界を舞台にしています。

映画のヒーローが出てくるわけではありませんが、

など、同一世界にあることを示すセリフが多々出てきます。


明確な説明はありませんがドラマのセリフから察すると、ディフェンダーズは映画『アベンジャーズ』でニューヨークがめちゃくちゃに破壊された後の話であることがわかります。

ただしドラマシリーズの中では大きく時間は進んでいないようです。ディフェンダーズはアベンジャーズ』から『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の間の出来事と考えられます。

アベンジャーズは見ていなくても大丈夫

MCUと同一世界観ではあるものの、アベンジャーズを始めとした映画シリーズを見る必要はありません。キーワードは出てきますが、分かっていなくてもドラマを楽しむ上では全く問題ありません。

ディフェンダーズを見る順番

ここからは『ディフェンダーズ』シリーズを見るべき順番と、各作品の魅力(と個人的な不満)を簡単にご紹介していきます。

なお()の中はNetflixで配信された年です。

デアデビル シーズン1(2015年)

ニューヨークのヘルズキッチンで密かに悪事を働く者たち。人知れず彼らに正義を執行するクライムファイターがいた。

その正体は盲目の弁護士マット・マードック

彼は友人のフォギーと共に弁護士事務所を立ち上げ、さっそく殺人事件の容疑者の弁護を担当することに。そこから大きな犯罪の渦に巻き込まれていくのだった……

ディフェンダーズの中心とも言えるデアデビルの1作目。

盲目であるゆえの超感覚(聴覚、味覚、嗅覚などが超人的)を活かした戦闘スタイルや偵察は、これまでのヒーローには無かったものであり斬新です。

特別に体が頑丈とか力が強いわけではありませんが、超感覚と自己流の武闘術で人知れず悪者を叩きのめす活躍ぶりはまさにダークヒーロー。


さらにヴィランであるフィスク「金と暴力で街を牛耳りたい、ヤベー奴」っぷりが魅力的。

個人的にはマットの同僚で友人のフォギーがとても好きです。MCU全体で見てもここまで人間的な魅力を持つキャラはいないのでは?と思うほどいいキャラしてます。

ジェシカ・ジョーンズ シーズン1(2015年)

数年前のある事件をきっかけに身を隠していたジェシカ・ジョーンズは、ヘルズキッチンで”エイリアス探偵事務所”を開く。

早速「娘を探して欲しい」という依頼を受けたジェシカだが、それは悪夢の再来だった。

ディフェンダーズの紅一点、ジェシカ・ジョーンズ。彼女の能力はとてもシンプルで「力がめっちゃ強い」素手で車を止めたりぶん投げたりできます。

その美しい見た目と馬鹿力のギャップ良い。さらにこれまた見た目の美しさとは反対に、昼から酒を飲み口も悪い、軽犯罪も何のその、というヒーローとは思えないダメ人間っぷりも魅力的。


ジェシカもさることながら何と言ってもヴィランキルグレイブ変態鬼畜っぷりが最高です。

「こいつは今すぐぶっ◯したほうがいい!!!」

と誰もが思うでしょう。能力も面白く、MCU全体でも見ても魅力的なヴィランです。


ただしストーリーとしては主人公サイドが全体的にアホすぎるし、キルグレイブの生い立ちや思想の深掘りがイマイチで、

「何かいろいろ雑!!」

と叫びたくなる雑さ。もう登場人物全員、何考えてるのかよくわからず感情移入できない。「主人公ジェシカはダメ人間」と言いましたが、主要な登場人物の中では一番まともでした。


そんな雑さではあるものの、ジェシカ(というかそれを演じるクリステン・リッター)の美しさとキルグレイブの異常っぷりだけでも十分に楽しめる作品です。

さらにデアデビルではクロスオーバー要素がほとんどありませんでしたが、本作ではルーク・ケイジが登場してディフェンダーズとしてのクロスオーバー感が楽しめます。

デアデビル シーズン2(2016年)

その存在が広く知られヘルズキッチンの悪魔”と恐れられるようになったデアデビル(マット・マードック)。

「殺さず裁く」を信条に掲げる彼の前に、「悪者は死んで当然」と殺人を繰り返す通称"パニッシャーが現れる。

さらにデアデビルに襲いかかる謎の組織”ヤミノテ”とは……!?

早くもデアデビルの2作目。

全く超人要素が無いのにめちゃくちゃ強く頭のネジが外れたパニッシャーが最高にクレイジーです。パニッシャーディフェンダーズではありませんが、このシリーズで単独作品が配信されています。

さらにこの後に登場する『アイアン・フィスト』、そして『ディフェンダーズ』へ通じる悪の組織やキーマンが登場し、クロスオーバーへの期待が膨らみます。


しかし個人的にシーズン2はデアデビル(マット・マードック)に終始イライラしていました。

彼の友人であるフォギーやカレンは、それはもうとんでもなく良い奴ら。MCU屈指のいい人。

な の に。

主人公のマットは本当に勝手!!

「もう過去のことだから」

とか言っておきながら過去の女にめちゃくちゃ後ろ髪引かれて、フォギーにもカレンにも大迷惑かけるとか信じられない!!!!


分かってる。困っている人は見過ごせない、悪事を放置できない。そこれこそがデアデビル

でもな、君はデアデビルであると同時にマット・マードックやねんで!?天涯孤独になったはずの君にフォギー、カレンが寄り添い友達以上の関係になったんやで!?なのに、なのに……うぉぉぉぉぉぉっぉぉぉっぉぉおぉぉ!!!!!!!!!!!!!!


……

と、関西弁が出てしまうほどモヤモヤします。

ルーク・ケイジ シーズン1(2016年)

”最強の皮膚”を持つ男ルーク・ケイジ。彼の肉体は銃弾を跳ね返し車に轢かれてもびくともしない。おまけに壁でもなんでもを拳でぶち破る。

ジェシカ・ジョーンズと別れた彼は、ハーレムで若者の面倒を見るポップの理容室で働いていた。しかしその若者の一人がハーレムの小悪党コットンマウスの危ない金に手を出してしまうのだった……

ジェシカ・ジョーンズ』で一足先に登場していたルーク・ケイジの本編です。

彼は『ディフェンダーズ』シリーズで一番”超人っぽい”能力を持っているので、戦闘シーンも見応えがあります。また、最強の皮膚を手に入れた経緯も明らかになります。

作品全体として黒人文化を強く意識しており、登場人物たちは黒人としての悩み、プライドを抱えています。また劇中音楽には黒人の歌うラップが多用され、それらを含めてダーティな雰囲気がカッコイイ作品です。


このドラマを見ていると「自分が勝つことは簡単だが、みんなを守ることは難しい」というヒーローの苦難が伝わってきます。

ヒーロとは何か?ルーク・ケイジ』はその原点に立ち戻った作品だと言えます。

アイアン・フィスト シーズン1(2017年)

ヒマラヤ山脈に飛行機が墜落し、一家3人が死亡した。

しかし15年後、死んだはずのダニー・ランドがニューヨークに生きて帰ってきた。彼はアイアン・フィストと名乗り、「”ヤミノテ”を倒す者だ」と明かすのだった……

ディフェンダーズ』最後のメンバーであるアイアン・フィストの登場です。

全編に渡って日本武術が取り入れられているのがまず嬉しい。

さらに『デアデビル シーズン2』で登場した悪の組織”ヤミノテ”が、アイアン・フィストの敵であることがわかりディフェンダーズへのクロスオーバーの期待が高まります。


15年間修行をしたというダニー(アイアン・フィスト)の武闘術はこれまで出てきた3人よりも圧倒的にきれいで洗練された戦闘スタイル。激しく美しいアクションが楽しめます。

また、まさしく”最強の拳”であるアイアン・フィストの鉄拳は、少年漫画のごときカッコよさ。手が光り一撃を繰り出す瞬間は、ワクワク感が最高潮に達します。(ただし、当初は一撃必殺だと思っていたのですが、なんだかんだで”めっちゃ強いパンチ”レベルで、がっかりしてしまったのが本音です。)

ディフェンダーズ(2017年)

ある時ニューヨークで巨大な地震が発生した。

そんな中、とある事件に巻き込まれたジェシカ・ジョーンズの弁護を担当することになったマット・マードックデアデビル)。

時を同じくして、”ヤミノテ”を追ってきたダニー・ランド(アイアン・フィスト)と、ハーレムの少年を追ってきたルーク・ケイジが鉢合わせする。

人知れずニューヨークを守るディフェンダーが誕生しようとしていた……

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いよいよ4人のヒーローがディフェンダーズ』として集結します。

これまで長い時間をかけて物語を紡いできたヒーローたち。長い時間をかけたからこそ、4人が集う過程は最高にワクワクします。

また主役4人だけではなく各シリーズでのサブキャラたちがクロスオーバーするのも見ていて楽しい。

共通の敵”ヤミノテ”との戦いはもちろんのこと、人間性に問題がある個性が強いヒーロー同士の激突も見応え抜群です。


と、クロスオーバーの良さは存分に出ているもののストーリー全体としては正直イマイチです。

何と言っても、”ヤミノテ”はアイアン・フィストの宿敵であるはずなのに、

「まあその話はね、とりあえず簡単にまとめて。あとはマットとエレクトラ(ブラックスカイ)に焦点を当てたラブロマンスということでね」

……って、いいんすかそれ!?結局デアデビルが主役ってことなんですか!?

まとめ役は必要かもしれないけど、4人チームだよ?アベンジャーズみたいに20人もいるわけじゃないんだから、全員主役においてそれぞれに見せ場を用意すればよかったんじゃないの?

というぐらいなんだかとっ散らかっています。あまり印象に残るシーンもありません。

これはおそらく、ディフェンダーズの戦いに全振りして良かったはずなのに、日本刀ガールやクレアまで戦いに巻き込んでしまったこと、そして言い方は悪いですがデアデビル シーズン2からポット出てきたエレクトラをスーパーヴィランに置いてしまったことが主な原因だと思います。


とまぁ決して満足はできませんが、4人が集結してチームを組むワクワク感は間違いないので、ここまで来たらぜひディフェンダーズを楽しみましょう!

パニッシャー(2017年)

家族を惨殺された過去を持つ元海兵隊フランク・キャッスル。かつてパニッシャー"として法で裁けない悪党を裁いてきた彼は、家族を失う原因になったマフィアを壊滅させ、名前を変えて別の人生を歩もうとしていた。

しかし家族を殺された無念と悪夢は絶えず、そんな中彼の目の前でまた悪事が行われようとしていた……

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デアデビル シーズン2で登場したパニッシャーことフランク・キャッスル。ディフェンダーズには参加していませんが、その後の物語として描かれます。

今のところパニッシャー』がディフェンダーズシリーズで一番おもしろいです。

超人的な能力もないのに己の肉体と戦闘技術だけを頼りに敵を葬り去っていく姿はまさにダークヒーロー。さらに義理人情に厚く、素晴らしい人間性を兼ね備えています。

ディフェンダーズのメンバーと言えば、とにかく女にだらしない、子供っぽい、年中酒飲んでる、など人間性に問題のあるメンバーばっかりなので新鮮です。


さらに戦いだけではなく本編に登場する”マイクロ”と彼の家族との交流は複雑で悲しい、だけど暖かい家族愛が描かれ、これまでのディフェンダーズには無かった、

「誰も悪くない!みんな幸せになってくれ!!!」

と、心の底から叫びたくなるような人間ドラマも楽しめます。


まさかディフェンダーズに参加していない、スピンオフ的な立場のパニッシャーがここまで面白いとは。むしろ他の4人はもっと頑張れよと言いたくなります。

そしてこのドラマの終わり方、あれは次回作があるような、無いような、なんとも言えないモヤモヤしたものでした。またどこかでパニッシャーが見たいです。

ジェシカ・ジョーンズ シーズン2(2018年)

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まだ見てません!

ルーク・ケイジ シーズン2(2018年)

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まだ見てません!

アイアン・フィスト シーズン2(2018年)

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まだ見てませんがシーズン2で終了とのことで、今から打ち切り感がハンパない。

デアデビル シーズン3(2018年)

2018年10月19日より配信開始!

2018年配信多すぎ!!

ディープなヒーローの世界へようこそ

以上、Netflixで見れるマーベルドラマ『ディフェンダーズ』シリーズの見るべき順番とその魅力をご紹介しました。

ディフェンダーズで描かれる世界は、映画シリーズとは全く雰囲気が異なります。しかし映画とドラマはMCUとしてつながっており、紛れもない同一世界。

ディフェンダーズは間違いなくヒーローのひとつのあり方を示した物語。

決して華やかでなければ完璧でもないヒーローたち。だからこそ人間味に溢れ親しみがあり、「本当のヒーローってなんだ?」と考えさせられる。

あなたもそんなディープなヒーローの世界へ足を踏み込んでみませんか?


ディフェンダーズシリーズはNetflixでのみ配信されています。月額800円ですべて見ることができますよ!

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*1:スピンオフで『パニッシャー』もいるよ。