こんにちは。
私は約3年間、movboiという中国メーカーのスマートウォッチ『TicWatch E』を使ってきました。
コスパが良く特に不満があったわけでもないのですがバッテリー切れが激しく、安いっぽい見た目にも飽きたので「そろそろ買い換えたいなー」と思っていました。
私がスマートウォッチに求めることは多くありません。
- 普段使いできる(デザイン大切)
- バッテリー持ちは長いほうがいい(1日1回充電とか勘弁してほしい)
- Suica使いたい
- 運動機能はわりとどうでも良い
こんな感じなのですが「Suica縛り」により選択肢がほとんどありません。(Suica限定じゃなくておサイフケータイが使えれば最高なんですが、残念ながらそのようなスマートウォッチはありません。)
2021年7月現在、Suicaが使えるスマートウォッチは以下のとおり。
- Apple Watch 各種
- Garmin fēnix、Venu、vivoactive、vivomoveシリーズ
- Fitbit Charge4、Sense、Versa3
- wena wrist
まず腕時計本体は持っていないので『wena wrist』は候補から外れます。
『Fitbit Charge4』 はスマートウォッチというより活動計であり、時計っぽさに欠けます。
そして残りの候補の中で”丸型”の時計はGarminだけです。スマートウォッチもだいぶ市民権を得てきたので四角でも問題はありませんが、個人的な好みはやはり”丸型”
さらにGarmin fēnixシリーズは10万円を超える高級スマートウォッチで数年で買い換え&運動機能を重視していない私にとってはコスパが悪すぎます。
ということで次のGarminシリーズから選ばざるを得ない!!
Venu | Venu2 | vivomove | vivoactive | |
---|---|---|---|---|
デザイン | ○シンプル | △シンプル | ◎おしゃれ | ○かっちりめ |
GPS | ◎内蔵 | ◎内蔵 | △コネクテッド | ◎内蔵 |
バッテリー(スマートウォッチモード) | 6日 | 11日 | 4日 | 5日 |
セーフティ機能*1 | ○ | ○ | × | ○ |
音楽機能 | ○ | ○ | × | ○ |
*Connect IQ(アプリストア) | ○ | ○ | × | ○ |
価格 | 54,780円 | 49,280円 | 55,000円 | 43,780円 |
こうしてみるとvivomoveは全体的に機能性に欠けます。一方でほかのシリーズに機能的な差異はあまりなく、Venu2はバッテリー持ちで有利な一方、見た目がシンプルすぎ&カラーバリエーションが少なくデザイン的に若干劣る印象を受けました。
とまあこんな感じですが、Venu2は最新モデルなわりにコスパは(シリーズ比で)良さそうです。
それでも運動もろくにしないのに5万弱のスマートウォッチを購入することに少し悩みました。しかし、Garminといえばスマートウォッチ、スマートウォッチといえばGarmin。今のTicWatch Eよりはデザイン的にも良い。ほしい……
理屈じゃない!Garminのスマートウォッチを持つことへのあこがれ……俺の本能がコイツを求めている……!!
ということで所有欲を最優先にGarmin Venu2の購入に踏み切りました!!日常的に利用するスマートウォッチとしてVenu2の魅力を紹介していきます。
- 開封
- セットアップ
- 着用してみる!
- Suicaを使う!
- いろんなことを記録してくれる!
- 音楽を聴こう
- LINEに返信ができる
- 保護フィルムもつけてみる!
- バッテリーは1週間持ちました
- 困ったこと:通知が止まる
- 結論:高価だが所有欲は満たせる!!!
開封
公式オンラインストアでは在庫切れとなっていますが、Yashooショッピング内の公式ショップで注文後2日で届きました。
箱はおしゃれでカッコいい。
開けるとVenu2がお目見えです。
カラーはすんごい悩みましたが、ブラックはちょっとシンプルすぎるかなと思い、シルバーのベゼルがアクセントになるブルーにしました。
充電ケーブルと説明書、ステッカーが付いています。
セットアップ
電源を入れてセットアップしていきます。
基本的には画面の指示に従っていくだけですが、Garminのセットアップにはスマートフォン専用アプリ『Connect』と『Connect IQ』が必要です。
着用してみる!
私は標準よりもかなり細身ですが、そんなに大きすぎずちょうどよいです。
画面も見やすいので一回り小さいVenu2SよりもこちらのVenu2のほうが使いやすいと思います。
ウォッチフェイスはConnect IQアプリからダウンロード、設定できます。Garmin OSの機能でウォッチフェイスの中に心拍やら歩数やら、たくさんの情報が詰め込まれています。
Suicaを使う!
いよいよ個人的な目玉機能のSuicaを使ってみます!
ConnectアプリのGarmin Payメニューから支払方法を追加するだけです。
チャージはConnectアプリからできます。
支払いはVenu2からSuicaを起動してピッとするだけ!
ただし起動する際に4桁のパスコードを入力する必要があるので少し面倒です。(1度起動するとしばらくはパスコード無しで起動できます)
いろんなことを記録してくれる!
当たり前ですがVenu2は活動計としてたくさんの情報を計測、記録してくれます。(むしろこっちが主要機能!)
記録した情報はVenu2本体からはもちろん、Connectアプリからも確認できます。
血中酸素濃度も測れます。ただし計測値が低めに出るので精度はよくわかりません!このセンサーは常時オンにしているとバッテリーの消耗が激しいようなので、私はオフにして必要な都度計測しています。
睡眠時間の詳細や
心拍数、
呼吸数、
時間帯ごとのストレスレベルなど、情報満載です。
音楽を聴こう
Garmin Venu2は各種音楽サービスから本体にデータをダウンロードして再生できます。
ただし対応サービスが少なく、日本人で使いそうなサービスはSpotify、LINE Music、Amazon Musicぐらいでしょうか。なおSpotifyの利用はプレミアムサービス加入が必要でした。
私はAmazon Musicを使っています。ただしAmazon Musicもプライム会員加入が必須です。
Venu2からダウンロードするプレイリストや楽曲を選びます。
ダウンロードが始まります。
ダウンロードした音楽をVenu2から再生できるようになりました!
Amazon Musicの場合は曲送りと再生・停止の簡易操作のみ提供されていて、プレイリストの任意の曲を再生するのようなことはできませんでした。操作性はイマイチです。
またGarminデバイスでの音楽再生は「Garminデバイスの音楽アプリに一つの音楽サービスを紐づけて利用する」形になるので、例えば「Amazon MusicとSpotify両方入れて好きなほうを起動」するということはできませんので、注意が必要です。
LINEに返信ができる
LINEの通知が入ると、そのメッセージに簡易的な返信ができます。
定型文をカスタマイズできると便利そうですが、残念ながらそのような機能はありません。
ただしWearOSの場合は定型返信が無く「スマートウォッチで文字入力は無理でしょ」という感じだったので、それに比べれば実用性があると思います。
保護フィルムもつけてみる!
スマートウォッチにフィルムは必要か?というのは意見が分かれそうなところですが、せっかくなので試してみます。
最初は全体を覆うカバータイプのこちらを購入してみました。
……が、実物が想像以上にダサかったです。見た目が安っぽくカバーが大きいのでシンプルさが損なわれた安物スマートウォッチとなってしまいます。(写真では良さげに見えるのが憎いところ)
あとは液晶部分にスモークがかかり、せっかくのきれいな画面表示が損なわれるのもイマイチでした。
カバーはあきらめ、こちらの曲面対応フィルムを試しました。
Venu2はディスプレイの端が微妙にカーブしており、Garmin公式で販売しているフィルムは中央部分しか覆ってくれず見た目もイマイチになるとの評判です。
こちらのフィルムは湾曲したディスプレイにも対応しています。
しかし届いた商品を見るとこのような注意書きが……
スマートフォンですらほぼ毎回貼り直ししてるのにどうしよう。
実際のフィルムはVenu2にジャストフィットする丸型フィルムです。
覚悟を決めて貼り付けにチャレンジ!……しかし、まずフィルムを台紙からはがすことができない!
商品の注意書きにもあったとおりこのフィルムめっっっっっっっちゃ柔らかいんです。ぐんにゃぐんにゃします。なので台紙からはがすのもひと苦労。下手すると勢い余ってぐにゃっと折り目をつけてしまいそうです。
何とか台紙からはがすも、柔らかすぎて持ってられない。「親指と人差し指で挟んで持つ」みたいなことができません。結局爪の上に乗っけました。はい、この時点でフィルム汚れました。
もうどうにでもなれーとべたっと本体に貼りましたが、まあズレてる。スマートフォンと同じ要領で端っこに合わせて貼ったんですがそれじゃダメなんです。このフィルムは湾曲面に対応するため多少伸びるのです。だから貼るときはど真ん中に合わせて貼らなければいけない!!
注意書きに「貼り直しできないよ!」とあったけど、結局1回貼り直ししました。
この記事でアップロードしているのは貼り終わった後の写真です。貼り直したわりにはキレイにできたと思います。
バッテリーは1週間持ちました
Venu2は製品の公表値が通常の使い方(GPS、音楽再生などしない)で11日間のバッテリー持続となっています。
で、そのとおりに利用したところバッテリーは7日間が持ちました。
公表値どおりにいかないのは世の常ですが、これくらい持ってくれればライトユーザーとしては大満足です。
困ったこと:通知が止まる
使い始めて一番困ったのが「スマートフォンからの通知が不定期に止まってしまう現象」でした。
気づくとスマートフォン側にこのような通知が出ています。
いろいろと試行錯誤した結果、Connectアプリの権限設定で「自動起動」を有効とすることで解消できました。
結論:高価だが所有欲は満たせる!!!
ということでVenu2のご紹介をしてきました。
お気づきですか?肝心のワークアウト(様々な運動を記録してくれるGarminデバイスの目玉機能)を全く紹介していません。
そうです。なぜなら私は運動していないからです。
しかし活動計やSuicaの利用など、運動しなくても便利な機能は満載です。
そして何より5万円弱という高価な出費ではありますが、最大の目的である所有欲は満たされました!意味もないのに腕を挙げてスマートウォッチを頻繁に見ています。スマートウォッチというかスマートウォッチを着けた自分の腕を見ています。
機能・デザイン・価格のバランスを考えると、1台目のスマートウォッチと考えると微妙ですが、スマートウォッチでできることを大体理解して「とりあえず良さげなものにしたい」という”なんとなくユーザー” ”にはおススメできます!
もちろん運動大好きユーザーにもおススメです。
*1:スマートウォッチに事故が検出された時にあらかじめ登録しておいた連絡先に通知を送る機能