こんにちは。
最も有名なアメコミヒーローの一人、スパイダーマン。スパイダーマンはこれまでに
と、3シリーズ計7作品が映画化されています。
シリーズ間のつながりは全く無いので、基本的にはどれから見ても問題はありません。
しかしそうは言っても、どれが面白いのか、自分に合うのか、と考え出すとなかなか悩んでしまいます。
そこで今回は3つの映画『スパイダーマン』の違いをまとめてみました。作品ごとの特徴を把握して、一番見たいと思うスパイダーマンシリーズを楽しみましょう。
※作品ごとの細かい比較説明には若干のネタバレを含みます。見る前に深いところまで知りたくない人は、表だけ見て戻ってくださいね!!
スパイダーマンシリーズの概要
比較の前に、各シリーズの簡単な概要から説明していきます。
スパイダーマン
いわゆるサム・ライミ版のスパイダーマンで、21世紀のCG技術を駆使して大成功を収めたシリーズです。この作品の成功があったからこそ、アメイジングとMCU版が作れたと言っても過言ではありません。
初の本格映画化ということもあり、スパイダーマンとして力を手に入れる経緯やヒーローとして目覚める”あの事件”も描かれます。
興行的に大成功を収めた一方で、3作目の『スパイダーマン3』が大人の事情(という噂)でお腹いっぱいの中途半端な内容になってしまったり、『スパイダーマン4』の計画が頓挫してしまったりと非常に惜しいシリーズでもあります。
アメイジング・スパイダーマン
いわゆるマーク・ウェブ版のスパイダーマンです。
「よっしゃ!もう一回仕切り直したろ!」
とリブートをかけた作品。
……だったのですが、初代スパイダーマンの評価が非常に高く、前作と比べて批判されることも多いようです。確かに前作に比べてピーターのリア充感が凄く、ヒロインとの恋愛要素が多すぎたりと、
「俺たちの思ったスパイダーマンじゃない……」
感はあります。
しかし、さらに進化したCG技術を駆使したアクションシーンは必見です。特にニューヨークの街をウェブスウィングで飛び回る映像や、ヴィランであるエレクトロのアクションは、全シリーズの中でも群を抜いて見ごたえがあります。
残念ながら「興行成績が良くない」という理由で、このシリーズも『アメイジング・スパイダーマン2』で打ち切られてしまいました。
MCU版スパイダーマン
2018年の現時点で進行しているのが『スパイダーマン:ホームカミング』から始まる、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)版のスパイダーマンです。
こちらはマーベルのヒーローたちがクロスオーバーして戦うアベンジャーズの一員として登場します。
サム・ライミ版とマーク・ウェブ版で、スパイダーマンは世界的にも認知されたため、スパイダーマン誕生の経緯などはガッツリ省略されています。
実際、MCU版のスパイダーマンが初めて登場するのも『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』という、他のヒーローが主役の作品です。
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世界的大ヒットのMCUシリーズということもあり、サム・ライミ版やマーク・ウェブ版とは異なり暗い話や後味の悪い展開が少なく、見る側の対象年齢が下がっている感じがします。
しかし主役のトム・ホランドの童顔もあいまって、シリーズの中ではピーター・パーカー最も高校生らしく、原作のスパイダーマンのイメージに近い作品だと思います。
スパイダーマンシリーズの比較表
これがスパイダーマンシリーズの比較表だ!!!!
スパイダーマン | アメイジング・スパイダーマン | MCU版スパイダーマン | |
---|---|---|---|
作品数 | 3 | 2 | 2 |
公開年 | 2002年/2004年/2007年 | 2012年/2014年 | 2017年/2019年 |
監督 | サム・ライミ | マーク・ウェブ | ジョン・ワッツ |
主演 | トビー・マグワイア | アンドリュー・ガーフィールド | トム・ホランド |
容姿 | 理系オタク | リア充感 | 幼い |
性格 | 落ち着いている | リア充感 | 少年 |
作品の雰囲気 | 暗い | ちょっと暗い | 明るい |
ガジェット | ない | ある | ある |
オリジン | ある | ある | ない |
ヴィラン | グリーンゴブリン/ドクター・オクトパス/ヴェノム/サンドマン | リザード/エレクトロ/グリーンゴブリン/ライノ | バルチャー/ミステリオ |
べんおじさん | いる | いる | いない |
メイおばさん | おばあちゃん | おばさん | エロい |
親友 | ハリー | ハリー | ネッド |
ヒロイン | MJ | グウェン | リズ、MJ |
スパイダーマンの詳しい違い
ここからは表に示したシリーズごとの違いについて、もう少し詳しく言及します。なお、シリーズの呼称は以下の通りとします。
作品数
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何作まで続くのかはわかりませんが、MCUのスパイダーマンは人気も実績も非常に好調であり、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のポストクレジットでは今後の展開を予感させる映像が流れました。
過去のMCU作品から考えると3作目まで公開される可能性が高いと思います。
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公開年
CG技術が更に進化しており、ニューヨークの摩天楼をウェブスウィングで駆け回る映像は凄まじい臨場感です。
本作の特徴は何と言ってもMCUの一つという点です。単独作品だけではなく、本作の前後で他のマーベルーヒーローと共闘するスパイダーマンを楽しむことができます。
主演
容姿
だからこそスパイダーマンの力を手に入れてからの劇的な変化が、見ていて楽しいし爽快です。
「俺らの知ってるピーターじゃない……?」感がハンパない。
性格
戦闘中もあまり無駄話はしません。
ただし戦闘中にぺちゃくちゃ喋る点だけは、前シリーズよりもスパイダーマンっぽい気がします。
戦闘中にやたらと喋ったり、ちょっと失敗しちゃったりするのもスパイダーマンっぽい。
作品の雰囲気
ヒロイン(MJ)はいっつもさらわれるし、スパイダーマンと生活の両立は大変だし、親友には大きな誤解をされて恨まれるしで、常にトラブルがつきまといます。
しかしこっちもこっちでピーターの両親失踪の秘密や、やがて訪れる悲劇など、最終的なインパクトは初代よりも大きいかもしれません。
ピーター自身が無邪気な少年であり、親友のネッドとはずっと仲良し。さらに同じヒーローであり理解者であるアイアンマン(トニー・スターク)の存在が大きく、孤独感を感じることはあまり無いように見えます。
ガジェット
オリジン
有名なセリフである
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」(With great power comes great responsibility)
も登場します。
前2シリーズで同じような形でオリジンが描かれているため
「3番煎じをする必要も無いでしょ?みんな知ってるでしょ?」
ということでバッサリカットされています。
ヴィラン
特にマーベルヴィランの中でもトップクラスに人気のあるヴェノムの扱いがもったいないと感じました。
特にエレクトロの力がまぁ半端じゃない。力の使い方やアクションの魅せ方は全シリーズの中でも最高にシビレます。
ただしこれまでのスパイダーマンシリーズとは異なり、肉体改造されておらずテクノロジーを駆使して戦うのが特徴です。
ベンおじさん
ですがこのシリーズでは、トニー・スターク(アイアンマン)がその役目を担います。彼の存在は前シリーズのベンおじさんよりも大きいものに感じます。
メイおばさん
「俺らが知ってるメイおばさんじゃない……(ゴクリ)」
そしてシリーズで唯一、メイおばさんはピーターがスパイダーマンであることを知ることになります。
親友
しかしいつの間にかMJとちちくりあってる腹黒でもあり、あれだけ嫌がっていた父親がいつの間にか大好きになっているファザコンです。しまいには勘違いで闇落ちしてしまう困ったくんです。
いいキャラしていますが、アメイジング・スパイダーマン2から出演かつ終盤のとある出演シーンは無理矢理感があって、何か中途半端な感じです。
これまでのハリー・オズボーンと異なり、イケメンでもないし太っちょくんです。
でもめっちゃいいヤツ。前2シリーズのピーターとハリーは「なんでコイツら仲いいの?」と思うほどの微妙な感じでしたが、このピーターとネッドは息の合い方も完璧でまさに親友。
しかも闇落ちしないので安心して見れます。
ヒロイン
はっきり言ってクソ女です。男がいないと生きていられず、息をするように男を乗り換えていきます。しかも「自分が浮気するのはしかたないけど、相手が浮気するのは絶許」です。
そして常にさらわれます。シリーズ3作目には、
「毎回このパターンかよ!ピーチ姫かよ!!!」
と叫ぶことでしょう。ただしクソ女である以外は、シリーズの中では最もヒロインらしい立ち位置な気がします。
ピーターよりも頭が良く、学校一の頭脳の持ち主にして警察のお偉方の家系。そしてブロンドの美人と、全てを手に入れた絶対的勝ち組です。
ピーターとのイチャコラシーンはシリーズ中でも群を抜いて多く、正直ピーターとグウェンの互いに好きすぎるが故に正反対の行動をしてしまうバカップルっぷりを見ているのが辛い。
「俺たちはバカップルじゃなくてスパイダーマンを見たいんだ……」
と感じます。
リズは高身長で抜群のプロポーションでとても高校生には見えません。どう見てもスクールカースト最上位ですが、ハリーやネッドとといった面子と学力コンテストサークルに参加するという徳の高そうな人物です。
ただしリズの存在感はほかシリーズのヒロインと比べてそれほど大きくありません。ピーター=スパイダーマンということももちろん知りません。
ピーターの行動にきっかけを与える人物ではありますが、スパイダーマンとして直接関わることは無いので、これまでのシリーズと比べても作品全体で恋愛要素が非常に少ない。
この辺からも対象年齢がぐぐっと下がっていることがわかります。
そしてMCU版スパイダーマンはなんと2作目でヒロインがMJに変わります。ただし初代スパイダーマンのMJのようなクソ女ではなく、人嫌いで頭脳明晰な一風変わったキャラクターです。
MJは1作目ではリズと比べて「少し変わった不思議ちゃん」という感じでしたが、2作目ではいつの間にか高身長のスーパーモデルとなっています。
シリーズごとの「こんな人におすすめ」
以上の比較をざっくりとまとめると、各シリーズはそれぞれこんな人にオススメします。
という人。
- 「恋愛要素多めでイケメンスパイダーマンが良い!」
- 「すっごいアクションが見たい!!」
- 「クソ女は見たくない」
という人。
という人。
さあ、スパイダーマンを見よう
以上、初代スパイダーマン、アメイジング・スパイダーマン、MCU版スパイダーマンの3シリーズを比較、紹介しました。
映画『スパイダーマン』はシリーズごとに違った良さがあり一概に「これが一番!」とは言えません。
こちらの比較を参考に気になったものから見始めて、最終的に全て見ていただけると嬉しいです!!
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