ドラマ『エージェント・オブ・シールド』 作品の魅力からマーベル映画との関係まで紹介します!

こんにちは。

アメコミ映画でおなじみMCUマーベル・シネマティック・ユニバース)のスピンオフドラマ『エージェント・オブ・シールド』シールドを見始めました。

これまでは映画『アベンジャーズ』シリーズを追いかけてきて、ようやく劇場版に追いつき一段落。「次回作への物寂しさを埋めるため」と軽い気持ちで見始めたのですが……


え、めっちゃ面白いんだけど。


マーベル映画シリーズ好きにはもちろん、ひとつの海外ドラマとしても見てもめちゃくちゃ面白い作品でした。まだ見ていない人にもぜひ見ていただきたいと思い、今回は『エージェント・オブ・シールド』をご紹介します。

『エージェント・オブ・シールド』って?

マーベル映画のスピンオフドラマ

映画『アベンジャーズ』を始め、世界的なヒットを記録しているMCUマーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズ。

ドラマ『エージェント・オブ・シールド』はそのアベンジャーズたちの裏方にスポットを当てたスピンオフドラマです。映画『アベンジャーズ』の中で死亡したはずのフィル・コールソン率いる秘密組織「S.H.I.E.L.D.」(シールド)と、犯罪組織・超人・異星人などの脅威との戦いを描きます。

映画の世界と同一線上の物語

このドラマの特徴は『アイアンマン』『キャプテン・アメリカ』『マイティ・ソー』など、MCU制作のアベンジャーズシリーズと世界観を共有しているという点です。そのため映画とドラマで時系列が存在し、映画で起こる事件がドラマの展開に大きな影響を与えます。

事実、そもそものドラマの始まりが映画『アベンジャーズ』で、ソーの弟・ロキに心臓を刺され死亡したはずのコールソンが”なぜか”奇跡的に助かり、現職(シールド)に復帰するところから始まります。

そのためドラマの設定にMCUの要素がふんだんに盛り込まれていて、マーベル映画ファンにとっては見逃せない作品になっています。なおかつ、これからお話するとおり今までマーベル映画を見ていない人にとっても純粋に楽しめる海外ドラマです。

エージェント・オブ・シールドのここが面白い!

それではここから、エージェント・オブ・シールドの魅力をご紹介していきます。

影のヒーローたち

エージェント・オブ・シールドはタイトルの通り、地球や庶民をあらゆる脅威から守る秘密組織「S.H.I.E.L.D.」(シールド)に所属するエージェントたちの活躍を描いたドラマです。

シールドはマーベル映画において『アイアンマン』や『キャプテン・アメリカ』などのスーパーヒーロー(アベンジャーズ)を支える脇役だった組織です。映画に出てくるヒーローがみんなに讃えられる”光”だとすれば、シールドは人に知られることのない”影”のヒーローと言えます。

そのためドラマに登場するシールドのエージェントにスーパーヒーローはいません。しかし人知れず起こる大きな脅威に対して頭を使い、危険を顧みず、命を賭して密かに立ち向かう。

映画では決して見ることのできない「名も知れぬ影のヒーロー」の活躍は必見です。

「スパイチームもの」ドラマとしての楽しさ

前述の通りシールドのメンバーにはキャプテン・アメリカのような超人や、マイティ・ソーのような異星人はいません。

しかし、スーパーハッカー、機械工学のエリート、生物学の天才、機械操縦のスペシャリスト、暗殺・潜入捜査のプロフェッショナル、そしてそれらをまとめるリーダーがいます。

そして各々が自分の能力を活かし、任務に最大限の貢献をする。

映画のように一人の超人が事件を解決するのではなく、全員の力を合わせて脅威に立ち向かう「スパイチームもの」ドラマとしての面白さに溢れています。映画のような派手さはないものの、緻密に計算された作戦とそれを抜群の連携で実行していく様子は、最高にシビレます。


※なお登場するエージェントは「アベンジャーズに比べれば超人的ではない」だけで、完璧なステルス機能を持つ戦闘機を設計できたり、どんな厳重なセキュリティを持つサーバも一瞬でハックしたり、銃で撃たれたぐらいじゃ死なない耐久力を持っていたりと、とっくに人間辞めてるレベルの超人ばかりです。

キャラクターの魅力が深く描かれる

映画は約2時間の中でキャラクターを紹介し、ストーリーを展開、完結させなければなりません。MCUでは各ヒーローに複数の単独作品が用意されているとは言え、主人公だけではなく他のキャラクター全てのバックボーンや人間性まで描ききるのは難しいものがあります。

それに対してドラマ『エージェント・オブ・シールド』では、1シーズンあたり1話約40分×22話≒14時間という長い時間の中で物語が展開されます。そのため映画に比べてより深く、広く、キャラクターの持つ背景や悩み人間性が描かれます。一人ひとりの魅力が十分に伝わってくるため、視聴者も感情移入しやすく、キャラクターへの愛着が湧いてきます。

映画ではできない重く暗いテーマ

先ほども「映画のヒーローは”光”、シールドのエージェントは”影”」と言いました。また映画はどうしても「あらゆる年代が楽しめる」ことに重点が置かれる側面があります。

そこでドラマの出番です。エージェント・オブ・シールドでは映画では扱うことができないような重く、暗いテーマが話の中心に置かれています。それは人種差別問題であったり、近い仲間の死であったり、エージェントたちに起こるあまりにも悲劇的な展開であったりと、様々です。

いずれにしろ映画のように「やっぱり最後は敵をスカッとぶっ飛ばす!!」というような展開は少ないです。むしろ後味が悪く、気持ちが沈んでしまうものばかり。だからこそ視聴者側は常に緊張感を持ち、文字通り手に汗を握りながら見ることになります。

映画と違ったこのドキドキ感は、ドラマシリーズでなければ体験できません。


さらに、これらの理由から視聴者の対象年齢は比較的高く、過激な描写が多いです。油断していると突然グロテスクなシーンや、物凄く痛々しい拷問シーンが出てきてビクッとします。

あと、セッ◯スが多い。貞操観ががガバガバです。大多数のエージェントはフィッツとシモンズの爪の垢を煎じて飲んだほうが良い。(暴言)

間違ってもご家族揃って見ないでください。

『エージェント・オブ・シールド』と『アベンジャーズ』の関係

ドラマを見るために映画を見る必要はある?

冒頭で述べたとおりマーベル映画とドラマ『エージェント・オブ・シールド』の世界は地続きになっていて、エージェント・オブ・シールドは話が進む中で映画の世界とリンクした事件が起こります。

そうすると、

「じゃあ映画を見ておかないと話がわからないの?」

と考えてしまいがちですが、個人的な意見としては、

「映画も見ておくのが一番だけど、必須ではない」

です。なぜならドラマ『エージェント・オブ・シールド』はドラマ単体で十分楽しめる作りになっています。予備知識無しで見始めても問題ありません。


が、しかしMCUファンとしては、

「できれば映画を見た上でドラマを見てほしい」

というのが本音です。

さすがにアイアンマンやキャプテン・アメリカなど主役級のキャラクターは出てこないものの、それぞれの映画で出てきたキーワードやアイテム、キャラクターがドラマの中にも登場します。また会話の中にも「キャプテン・アメリカ」「ハルク」「チタウリ」「アスガルド人」など、映画を見ていないと分からない言葉が出てきます。

そのため「200%楽しみたい」と考えるならば、映画は見ておくのが一番だと思います。


もちろん、既に書いたとおりこれらの言葉が分からなくてもドラマを見る上では支障はありません。映画関連の話があるのは確かですが、ドラマは少し異なった話を中心に置いているためです。(コールソンが生き返った秘密や、スカイの謎、ヒドラの詳細、インヒューマンズの存在など)

『エージェント・オブ・シールド』と『アベンジャーズ』の時系列

これらを踏まえて『エージェント・オブ・シールド』と『アベンジャーズ』シリーズを見るべき順番に整理します。

なお正確な時系列としてはドラマのシーズンの途中で映画の話が入るのですが、個人的にそれは面倒なので作品単位で順番に見れば大丈夫だと考えています。というかぶっ通しで見ることこそが連ドラの正しい見方でしょう!


ということで、映画を含めた時系列はこんな感じです。なお

  • 細字の映画タイトルは「見ても見なくてもいいけど、見ればドラマの会話の意味が100%分かる」
  • 太字の映画タイトルは「できれば見ておいたほうが良い、ドラマの展開にも影響を与える大きな事件が起きる」

という意味です。

  1. アイアンマン
  2. インクレディブル・ハルク
  3. アイアンマン2
  4. マイティ・ソー
  5. キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
  6. アベンジャーズ
  7. マイティー・ソー/ダーク・ワールド
  8. キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
  9. エージェント・オブ・シールド シーズン1
  10. アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
  11. エージェント・オブ・シールド シーズン2
  12. シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
  13. エージェント・オブ・シールド シーズン3
  14. エージェント・オブ・シールド シーズン4
  15. エージェント・オブ・シールド シーズン5 1.アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
  16. エージェント・オブ・シールド シーズン6(これから放送のため予想)

繰り返しになりますがこれは「作品単位で見るならこの順番」です。より細かな時系列は既に詳しく書かれたサイトがありますので、そちらをどうぞ。

d-kamiichi.com

ワクワクが止まらない!もどかしい!

以上、ドラマ『エージェント・オブ・シールド』を紹介してきました。

エージェント・オブ・シールドはシーズン単体でキレイに完結することはなく、必ず次のシーズンへの伏線が張られた状態で最終回を迎えます。

だから気になって気になってしかたがない!早く続きを見たい!!!!!!

ドラマ『エージェント・オブ・シールド』は、ストーリー、アクション、人物描写のどれにおいても映画とはまた違った面白さがあります。「映画は全て見ている」という人はもちろん、「これからMCUの映画を見たいと思っている」という人も、ぜひこれを機会に視聴してみてください。

『エージェント・オブ・シールド』を見るならHuluかAmazonで!

エージェント・オブ・シールドの視聴はHuluがおすすめです。2019年8月現在でシーズン1からシーズン3まで見ることができます。2週間の無料体験ができるのでまずはお試しあれ!

「少しでも早くシーズン4を見たい!」という人はAmazonビデオから1話200円~でレンタルすることができます!

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