こんにちは。
Amazonプライムビデオで映画『バトルシップ』を観ました。
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私がこの映画を知ったのは「アメリカのイージス艦衝突事故を受けて金曜ロードショーが放送中止になった」事件がきっかけでした。
てっきり最近の映画なのかと思っていたら公開は2012年。アメリカでは酷評だったらしいですが、浅野忠信が準主役ポジションで出演していることもあり日本では人気が高いようです。
ということで遅ればせながらAmazonプライムで鑑賞したわけですが……
見終わって、
「これをつまらないと思った人は、ひょっとして大きな勘違いをしていたのでは?」
という考えに至りました。
感想を交えつつ『バトルシップ』に対する正しい心構えを紐解きます。
(ネタバレ含みます!)
あらすじ
アメリカや日本など、各国の護衛艦がハワイに集まって大規模な軍事演習を敢行することに。アメリカ海軍の新人将校アレックス(テイラー・キッチュ)は、日本の自衛艦の艦長ナガタ(浅野忠信)をライバル視しながら演習に参加。そのさなか、沖合で正体不明の巨大物体が発見される。人類からの友好的な呼びかけに応じて現われたエイリアンの母船だという科学者たちの推測に反し、彼らは突如として謎の武器で攻撃を仕掛けてくる。
- 公開:2012年
- 監督:ピーター・バーグ
- 出演:テイラー・キッチュ、アレキサンダー・スカルスガルド、アリーナ、浅野忠信
感想
批判されるのも分かる
この映画がアメリカで酷評の理由を詳しくは知りませんが、たしかに私も観ていて「?」と思うことがたくさんありました。
何と言っても、主人公はバカで身勝手なくせに兄のコネでちゃっかり海軍に入れて、超絶美人で巨乳なフィアンセもゲットして人税自由自在。まっっっっったく感情移入できません!!そうだよ、妬みだよ!なんか悪いか!
話の展開も都合が良すぎるというか、なんか雑。勢いだけで話が進んでいく印象です。
この映画はラーメンなんだ!!
でもね、この大味っぷりが良いんですよ!
ストーリーが良く練られ緻密に演出される映画が高級フランス料理だとすれば、この映画は下町のラーメン屋のラーメンです。
フランス料理もラーメンも美味いでしょ?そういうことだよ!
この映画はどこもかしこも「どこかで見たような展開」「どこかで感じたことがあるような盛り上がり」です。
そう、この映画は「頭空っぽで盛り上がれる映画」の要素を激盛りしています。まさに「そうそう、この味!」と感じるラーメン。
ざっくりと要素を挙げておくと、
- 圧倒的な力を持つエイリアン
- 実は弱点持ちだったエイリアン
- あっちでドカン!こっちでドカン!
- 絶体絶命の危機に現れる老兵
- 本線の横で展開される小競り合い
- 最後の最後で現れる「俺が、俺達がアメリカだ!Foooooooo!!」感
こんな感じです。
わかりますか!?わかるよね!?もうこんなの面白いに決まってるよね!?
ラーメンだと思ってラーメンを喰え!!
この映画をつまらないと感じた人はひょっとすると「美味しいお店があるよ!」と聞いただけで、
「どんな素敵なレストランなんだろう!?」
と考えてしまった人かもれません。
違うでしょう。この世の美味しいお店は高級レストランだけじゃないでしょう。
逆に「美味しいラーメン屋があるよ!」と言われれば、
「うぉぉぉぉぉラーメン食いてぇ!!」
ってなるでしょう。で、喰ったらやっぱり美味いでしょう。ラーメン。
この記事を読んだあなたはもう大丈夫。『バトルシップ』がラーメンであることを知っています。
『バトルシップ』観るときは「美味しいレストランに行こう」なんて思っちゃいけません。「思いっきり勢い良く、多少汁がとんでも気にせずにラーメンをがっつく」つもりで観ましょう。
以上、『バトルシップ』の感想を観る時の心構えでした。
Amazonプライム・ビデオで『バトルシップ』が観れる!2週間無料体験できるのでこの機会にぜひお試しください!!
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