こんにちは。
先週末に秋田県の角館へプチ観光に行きました。
実はそもそも秋田県に行ったことがなく、今回が秋田初上陸となりました!
小さな町ですがたくさんの観光客で賑わっていました。私が訪れた時は日本人よりも外国人観光客が多く、海外からも注目されている観光地です。
そんな角館へのプチ観光の様子をお送りします!
角館ってどこだ!?
なぜこの小さな町に日本人はもとより、外国人観光客も大勢訪れるのか。
それは角館が今も藩政時代の地割が踏襲されている地であり、半径2kmほどの範囲に武家屋敷など古くからの建造物が数多く現存しているためです。
特に武家屋敷が集まる一帯は「国の重要伝統的建造物群保存地区」に指定され、武家屋敷の中を見学することができます。
このことから角館は「みちのくの小京都」とも呼ばれ、日本の伝統が残る町として多くの観光客で賑わいます。
(余談ですが「みちのくの小京都」という呼称、地元の人たちは悔しくないのでしょうか。私だったら京都の人と仲良くなれない気がします。)
武家屋敷を巡る
私の観光のメインは「武家屋敷巡り」でした。
『角館武家屋敷通り』というそのままズバリな通りには、たくさんの武家屋敷が並んでいます。今回は5つの屋敷を見学しました。(と言っても実際に家の中まで入れるのは1つだけ)
武家屋敷通りは美しい並木通りです。
用水路ですら美しい。
小田野家
まず1件目は小田野家。
ここの家主であった小田野直武は、あの杉田玄白著「解体新書」の扉絵を描いた人だそうです!すごい!
いかにも古いお家。江戸時代のものが現存しているんだからすごい。
家の中も見ることができますが、有料エリアである「石黒家」以外は座敷に上がれません。
河原田家
小田野家のお隣にある河原田家。
部屋の奥で誰かが何かの作業をしていました。(屏風の修復?)
岩橋家
続いて岩橋家。
こちらは庭の周りをぐるっと一周することができます。裏には井戸もありました。
青柳家(有料)
いよいよ有料で見どころ満載(とっ散らかっている)の青柳家です。
入場料は大人一人500円。
とにかく広い。全て見て回ると30分くらいかかります。
青柳家も座敷には上がれませんでした。ガラス張りされています。
家の中に武器庫があり、当時使われていた本物の武器が展示されています。
本物の日本刀を持つことができます。メチャクチャ重くてこれで戦えと言われても私には無理です。江戸時代に生まれなくてよかった。
広々としたお庭です。
青柳家の敷地の一角に小田野直武の作品が展示されていました。人体図だけではなく掛け軸も描けちゃたようです。マジの天才だ。江戸のオダッチ。
「時代体験庵」なる小屋がありました。
江戸時代に使われたであろう籠を担いでみることができます。めっちゃ重いです。肩が悲鳴を上げます。
こちらは兜をかぶることができます。持っただけでわかります。めっちゃ重いです。こんなのかぶったら首が折れます。
江戸時代に生まれなくてよかった!(本日2回目)
この辺から展示がとっ散らかって多様になってきます。
時代は飛んで明治時代の軍服が展示されていました。
その隣に何故かレコードが展示されています。
さらに蓄音機や時計、カメラ。
この蓄音機のデザインがとてもキレイでした。
石黒家(有料)
ここでラスト。石黒家です。
石黒家は公開されている武家屋敷の中で唯一、今でも武士の末裔が暮らしています。さらに角館に現存する武家屋敷の中で最も古い家です。(たしか築200年以上)
石黒家の入場料は大人一人200円ですが、石黒家は座敷に上がることができます。
今でも使っているという囲炉裏。
ふすまの上には家系の繁栄を願って亀の絵が彫られています。さらに透かしになっているため裏を覗くと……
光が差し込み壁に模様が映し出されます。シャレオツ!!
武家屋敷に玄関は3つあるのですが、正面玄関は当時の風習に従い基本的に使わないそうです。目上の来客時や冠婚葬祭などの特別な時にのみ使うとのこと。
通常は隣の第2玄関を使っているようです。
石黒家の奥は、これまた展示スペースとなっていました。
こんなものもありました
武家屋敷通りには古そうな何かがありました。
さらに民家に巨大な秋田犬が!
『武家丸』という名前だそうです。写真では伝わりづらいですが、本当にでかい。しかもとってもおとなしくて、最初は置物かと思ったぐらいです。
お昼は『究極の親子丼』
お昼は「十兵衛」で究極の親子丼をいただきました。
こちらが比内地鶏を使った『究極の親子丼』1,500円。
だがしかし、私は油断しない。何でも究極って付ければ良いってもんじゃないぞ?
もう一度言う。何でも究極って付ければ良いってもんじゃない。
……
いやーさすが究極ですね。鶏肉は柔らかく旨味たっぷり。口の中に一瞬で肉の旨味が広がります。それがトロトロふわふわ卵と絡み合い、最高のハーモニーを奏でます。
1,500円とお高めですが、食べる価値ありです!
他にも色々
以上、角館をご紹介しました。
が!角館はこれだけではありません。美味しそうで小洒落たカフェもたくさんありました。
さらに伝統工芸品があったり、町の外側には商家が立ち並んでいます。
極めつけは並木の桜!そして紅葉!春と秋は間違いなく絶景ですよあれは。「何でこの時期に行ったの?」と自問自答しました。
かくのだて観光Naviより
綺麗すぎる!!行きたい!!
もちろん桜、紅葉の時期でなくても楽しめます!むしろ私のように武家屋敷をじっくり見て回るのは混んでいない時期が良いと思います!
みなさまもぜひ、秋田県角館を訪れてみてください。

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