少し前に私の29回目の誕生日でした。
いよいよおっさんになるんだなー。悲しいなー。
腹も出て、疲れも取れにくくなってきたなー。
そんな悲しい気持ちを振り払うべく、
という、誕生日にかこつけた妻の希望によって回らない寿司屋に行ってきました。
思い返すと私の回らない寿司屋歴はほぼ無いに等しいです。記憶にございません。
いつもは回転寿司が大好きです。『はま寿司』『平禄』『くら寿司』最高!!
少し贅沢したとしても『うまい鮨勘』。
quotto.hatenablog.com
うまい鮨勘、うまいんだけどね。でもやっぱりチェーンだし、回ってる率高いからね。
回転寿司のエースって感じだよね。あくまで回転寿司。
さらにさらに、北海道に行っても回転寿司。
quotto.hatenablog.com
そんな生粋の”回転寿司ぁ~”(※)の夫妻が、誕生日という年に1度のイベントの勢いに乗じて初☆回らない寿司に挑みました。
※読み:かいてんずしぁ〜、意味:回転寿司によく行く人
常連だらけのカウンター
人気店だと知っていたので予約して行ったんですよ。
時間どおりにお店に到着して案内されたのはカウンター。
昼時だったのでカウンターはお客さんでいっぱい。
そんな中、我々のとなりのおばちゃんと大将が楽しそうに談笑してるんですよ。
おばちゃん
おばちゃん「最高においしい!幸せだわ〜」
大将「こりゃどうも!そういえば弟さんは〜うんたらかんたら」
って……
てか、これまでの人生で人のこと「大将」って呼んだことねーよ!あれか、裸のか?裸の大将のことか?
違ったー!寿司屋の大将のことだったー!
おばちゃんと大将の軽快な会話の影に隠れてコソコソと話す若輩者の私たち。
謎の社長
反対側のお客さんが帰ったと思ったら、また別のお客さんが入ってくる。
大将「あ、社長!まいどどーも!」
って……
てかなに、社長って。この人社長なの?え?お金いっぱいなの?
しかも……
大将「社長、赤貝いきますか!?」
社長「うん、食べようか」
って……
金持ってれば値段聞かずとも勧められたもの食べれるらしい!おい!羨ましいな社長!おい!おごってくれ!
常連と大将のやり取りに、勝手に肩身狭い思いをしてしまいました。
怒られる若手
板場には大将と一番弟子(?)的な方が立っていたのですが、そこに若手っぽい人が出たり入ったりしてるんすよ。
大将「できんのか!?できないのか!?」
大将「できないならできないって言えよ!」
一番弟子「何やってんだお前は……」
大将「どけ!俺がやるからいいよ!」
大将「何でまだできないんだお前は!」
一番弟子「お前はもういいって……」
って……
いやぁこういう空気、苦手なんすよ。
まぁね、職人のところに弟子入りしたらそりゃ厳しいのはわかりますよ。でもねぇ、客の目の前でそれやらなくてもいいんじゃないかなぁぁぁぁぁ!!!???
若手が!かわいそうじゃん!私も人前で怒られるの嫌だもん!
てか一番弟子!お前は言い方がねちっこいんだよ!やめろよ!陰湿だぞ!
寿司出てくるのが遅い
何回も言いますが、昼に行ったんですよ。
そこで
っと、カッコよく頼める……わけないよねー。
まぁ普通にランチあったんですけどね。だから頼みましたよ、ランチ。
松竹梅の心理で真ん中の値段のものをチョイス。
我々「楽しみだねー」
スマホポチポチ……
我々「美味しそうだねー」(人のものを見て)
スマホポチポチ……
我々「今日は寒いねー」
スマホポチポチ……
我々「お腹すいたねー」
スマホポチポチ……
1時間くらい待ちましたよ、まじで。
待ちに待って出てきたのがこちら、11貫握り。
寿司はうまいが居心地は悪い
初めての回らない寿司屋で我々が体験したことは、
周りが常連だらけ
目の前で猛烈に怒られる若手
出てこない寿司
でした。
「居心地が悪い!」と感じるには十分過ぎる環境ではないでしょうか。
寿司はうまかったけどね。
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後日談:2回目の回らない寿司
この翌年、別の回らない寿司屋に再挑戦しました。その結果やいかに……!?