2016年4月から電力の小売全面自由化がスタートしました。
各地域では新しい電力会社が続々と進出し、激しい価格・サービス競争が行われていますね。
私の住む仙台は当然東北電力管内でして、今のところ他社に移る予定はありません。
電力自由化に伴い家庭にスマートメーターが導入され、東北電力でも4月から新サービス『よりそうeネット』の提供が開始しました。
www3.zf1.tohoku-epco.co.jp
『よりそうeねっと』では以下のようなサービスを提供しています。
- 毎月の電気料金の確認
- 前年との料金比較
- 契約プラン変更時の電気料金のシミュレーション
- 電気使用開始・停止の手続き
ものは試しということで、『よりそうeねっと』への登録をしてみました!!
まずは登録
Googleで「よりそうeねっと」で検索。
(よくよく見ると「ネット」になっているが気にしない気にしない……)
トップページから「新規登録」をクリック。
メールアドレスを入力し、「送信する」をクリック。
入力したメールアドレス宛に自動返信メールが送られてきます。
「会員専用URL」をクリックします。
リンク先が表示され、「個人」か「法人」かの選択ボタンが表示されます。
「個人」を選択します。
会員情報を入力します。
入力内容を確認し、「登録する」をクリックします。
会員登録完了の画面が表示されます。
下の方に「ご契約情報の登録へ」ボタンが表示されているので、ここをクリックします。
この時、「お客さま番号」が記載されている電気使用量のお知らせが必要になります。
契約情報の入力画面が表示されるため、画面に従い入力を行います。
このとき「ご利用明細サービス」で「利用する」を選択すると、紙の電気使用量のお知らせは届かなくなり、
Web上で明細の確認ができるようになります。
入力内容を確認し、「登録する」をクリック。
以上で登録は完了です!!
まだ使えません
契約情報の登録まで完了すると、『よりそうeねっと』のマイページが使えるようになります。
……ですが、この状態ではまだ利用できません。
各種サービスを利用するためには、郵送で送られてくる「第2パスワード」が必要となります。
(最大で2週間ほどかかるようです。)
後日東北電力からハガキが郵送されてきたら、
トップページの「ご契約内容の確認」をクリックし「第2パスワード入力」ボタンをクリック。
「お客さま番号」とハガキで通知された「第2パスワード」を入力し、「送信する」をクリックします。
これでサービスが完璧に使えるようになりました!!
実際に使ってみる
利用明細の確認
第2パスワードまで認証が完了し、トップページを見てみると、今月の利用料金が表示されます。
それと同時に右側の棒グラフでは過去の実績を確認することができます。
次に「ご利用明細」をクリックすると、過去の実績も含めたより細かい履歴を確認することができます。
料金シミュレーション
料金シミュレーションを行ってみます。
トップページ上部の「料金シミュレーション」を選択。
東北6県に住んでいるか、他地域かで別になっているようです。
私は東北6県を選びました。続いてシミュレーション対象の現契約選択画面となります。
この画面を見て分かるとおり、ひとつのユーザ情報で複数の契約情報の登録が可能となっています。
なお契約情報の登録が無い場合は、手動で契約情報・実績の入力を行います。
前述の画面で契約情報を選択するとこれらは自動で入力されます。
入力した実績に基づき、1年あたりの利用電力量が算出されます。
これが「現在」の総実績です。
続いて、ライフスタイルの入力画面に。
これを見る限り、わりとアバウトな算出なのかもしれません。
ライフスタイルを入力すると、契約可能な全プランと現在の契約とをシミュレーションした差分が表示されます。
私の場合「よりそう+ナイト&ホリデー」プランに変更すると、年間の電気代が3,000円程安くなる見積もりのようです。
ポイントって何に使えるの?
以上が、『よりそうeねっと』で利用できる大まかな機能です。
ところで、トップページに表示された「ポイント」って何に使えるんでしょう?
ポイント表示の下の「ポイントサービスへ」リンクをクリックするとポイントについての説明が表示されます。
ポイントの貯め方
ポイントを貯めるにはページで紹介されているとおりです。
まずは『よりそうeネット』の利用により最大300ポイントの取得。
その後はWeb利用明細とクレジットカードの支払いで、毎月最大で75ポイントずつ貯めることが可能のようです。
ポイントの使いみち
ポイントの使いみちも同じページで紹介されています。
東北のご当地品との交換、東北地域への寄付、電子マネー・商品券との交換に利用できるようです。
ちなみにやはり一番気になる東北のご当地名物は、1,500pt〜3,000pt必要なようです。
道は長い……
ということで、何かと悪いイメージが付いて回る大手電力会社ですが、自由化競争に向けて新たなサービスが始まっています。
会員情報の登録だけでなく、契約情報の入力や第2パスワードの存在など「ちょっとわかりづらいところが多いな」というのが正直な感想です。
また、料金シミュレーションまでしておいて、Webページ上ではまだ契約種別の変更ができないようです。
他の電力会社はどんなもんなんでしょうかね。
とは言いつつもポイントはたまるし、Web上で実績の確認ができるようになり節約対策にも役立ちそうです。
「当面電力会社を変える予定はない」という方は、これを機会にサービスを試してみてはいかがでしょうか。
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