私が最も愛するアニメ『カウボーイビバップ』。
COWBOY BEBOP Blu-ray BOX (通常版)
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2012/12/21
- メディア: Blu-ray
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お洒落な音楽・デザイン・セリフ、そして個性豊かなキャラクターたち。ギャグもシリアスなストーリーも自由自在に展開する。
全てが良い感じ。ビシッと決める話もゆるーく進む話も、全部好き。
そしてそれを彩るのが数々の名ゼリフ。今回は全26話に出てくる名ゼリフを1話1セリフずつ紹介していきます。
※ネタバレを含むので未視聴の方は注意!
- そもそも『カウボーイビバップ』って?
- 全26話の名言
- カメレオンじゃねぇんだ、そうあちこち見えねえのさ!(Session#1 アステロイドブルース by スパイク)
- 俺が欲しいのはお前のクビにかかってる800万ウーロンさ(Session#2 野良犬のストラット by スパイク)
- チャーリーは言った。手は手でなければ洗えない。得ようと思ったらまず与えよってな。てことはどーゆーことだ、チャーリーはやれって言ってるんじゃねぇのか?(Session#3 ホンキ・トゥンク・ウィメン by ジェット)
- 「賞金の80%でどう?」「分かった40%!」「OK、60ね!」(Session#4 ゲイトウェイ・シャッフル by フェイ/スパイク/フェイ)
- 天国を追い出された天使は悪魔になるしかないんだ 。そうだろう、スパイク?(Session#5 堕天使たちのバラッド by ビシャス)
- 気に食わねぇんだ、気に食わねぇんだよ(Session#6 悪魔を憐れむ歌 by スパイク)
- プレイリーオイスターをおごるよ(Session#7 ヘヴィ・メタル・クイーン by スパイク)
- 見えなくたって解るだろ?いい奴だったさ。あんたが知ってる通りのな(Session#8 ワルツ・フォー・ヴィーナス by スパイク)
- エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世 略してエドだよ!(Session#9 ジャミング・ウィズ・エドワード)
- 「食らいついたら離さない、ブラックドックだ」「浪花節だぜまったく」「なにわぶし〜かつおぶし〜」(Session#10 ガニメデ慕情 by ジェット/スパイク/エド )
- きょーくんきょーくん、知らない人にあったらついていきましょう!(Session#11 闇夜のヘヴィ・ロック by エド)
- 離れるのが怖くなったんんだね、その人たちと。だから先に離れちゃったんだ(Session#12 ジュピター・ジャズ(前編) by グレン)
- カウンターの隅に座って、笑ってた。悲しそうに、笑ってた。(Session#13 ジュピター・ジャズ(後編) by グレン)
- さぁ、君も人生棒に振ってみないかい?(Session#14 ボヘミアン・ラプソディ by 予告)
- 過去はどうあれ、未来はあるだろ(Session#15 マイ・ファニー・ヴァレンタイン by スパイク)
- 来たくはなかったんだが、会いたがる奴ががいてな……失くした左腕だよ!(Session#16 ブラックドッグ・セレナーデ by ジェット)
- いち、にー、ごー、よん、こんにちわーーーーあ!(Session#17 マッシュルーム・サンバ by エド)
- あたしはもう、ここにはいない。 でも、この日のあたしは、ずっとここから あなたを応援している。 たった一人の、あたしへ(Session#18 スピーク・ライク・ア・チャイルド by フェイ)
- ブルーソックスファンはお祭り好きでね(Session#19 ワイルドホーセス by マイルズ)
- いや、もう、もういんだ。もう、終わったことだ。(Session#20 道化師の鎮魂歌 by スパイク)
- メイファがここにいるのは、彼女自身がここに来たかったからさ(Session#21 ブギ・ウギ・フンシェイ by ジェット)
- キミの瞳に……映った僕に乾杯(Session#22 カウボーイ・ファンク by アンディ)
- 今度はいい夢見てね。(Session#23 ブレイン・スクラッチ by エド)
- 行こう、アイン(Session#24 ハード・ラック・ウーマン by エド)
- 赤い涙を流すがいい(Session#25 ザ・リアル・フォーク・ブルース(前編) by ビシャス)
- 空腹は最高の調味料ってやつさ(Session#26 ザ・リアル・フォーク・ブルース(後編) by スパイク)
- もうとにかく見るっきゃない!!
そもそも『カウボーイビバップ』って?
全く知らない人のために『カウボーイビバップ』について簡単に紹介します。あらすじ
時は2071年。位相差空間ゲートにより惑星間を自由に行き来できるようになった時代のお話。人類は生活範囲を太陽系内いっぱいに広げた結果、大量の犯罪者を生み出すことになった。警察だけでは治安の悪化を抑えることができず、その結果「犯罪者に賞金を掛け、その摘発を一般から公募する」というカウボーイ(賞金稼ぎ)制度が制定された。
スパイク・スピーゲルと相棒のジェット・ブラッドは古い漁船を改造した『ビバップ号』でカウボーイ業を営む。
そこに、謎の美女フェイ・バレンタイン、天才ハッカーのエド、犬のアインがひょんなことから仲間に加わる転がり込んだ。
そんな4人と1匹のお話。
(カウボーイビバップ#Session5 より)
カウボーイビバップのここがすごい
音楽
まずは音楽。オープニング、エンディング、曲中BGMのほぼ全てをあの菅野よう子が担当。ストーリーの展開にバッチリ合ったジャズやブルース、さらにはロック、テクノまであらゆるジャンルの音楽で溢れています。
アニメは星の数ほどあれど、まるでお洒落なバーにいる気がしてくるアニメはカウボーイビバップだけでしょう。
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ストーリー
続いてカウボーイビバップのストーリー。カウボーイビバップは1話完結を基本構成としつつ、作品全体では大きな1本のストーリーが展開されています。
100%ギャグに振り切れていたり、おもいっきりシリアスだったり、お涙ちょうだいの人情ものだったりと、話によって大きく毛色が異なります。全26話を見れば、きっとお気に入りの1話が見つかるでしょう。
こんなシリアスな主人公が……
(カウボーイビバップ#Session25 より)
こんなコミカルになっちゃう。
(カウボーイビバップ#Session23 より)
アクション
最後は圧倒的なアクション!スパイクをはじめとする、登場キャラクターたちの戦闘、逃走、競争シーン。もうヌルヌル動く!とにかく動く!
(カウボーイビバップ#Session22 より)
さらには個性的な戦闘機をぶん回してのメカアクション!ビーム出す!爆弾投下する!ぶつける!突っ込む!と、とにかくド派手でかっけぇ!!
(カウボーイビバップ#Session5 より)
心地よい音楽、幅広いストーリー、見ごたえ抜群のアクション。全てが融合したアニメ、それが『カウボーイビバップ』。
そんなカウボーイビバップだからこそ、大量の名言が生まれたのです。
全26話の名言
いよいよここから、全26話の名言をご紹介します!カメレオンじゃねぇんだ、そうあちこち見えねえのさ!(Session#1 アステロイドブルース by スパイク)
違法目薬『ブラッディアイ』に頼って戦う250万の賞金首、アシモフに対してスパイクが放った一言。薬でドーピングしたアシモフ相手に、ジークンドーの達人スパイクが圧倒します。
(カウボーイビバップ#Session1 より)
1話目にしてスパイクの強さ・カッコよさが滲み出ています。
俺が欲しいのはお前のクビにかかってる800万ウーロンさ(Session#2 野良犬のストラット by スパイク)
ビバップ号の愛犬、アインの初登場回です。人間に匹敵する知能を持つデータ犬。その価値は天文学的数字に昇ると言われています。
そのデータ犬・アインが逃げ出し、それを追う賞金首・ハキム。
アインの正体(価値)を知らずにハキムを追うスパイク。
(カウボーイビバップ#Session2 より)
ハキムに対峙するスパイクがハキムにドヤ顔で言い放ったセリフです。
バックに流れる音楽との相性も相まってカッコいいセリフではあるんですが、アインの価値を知らずに完全スルーするスパイクの間抜け振りも同時に楽しめます。
終始ビバップらしいコミカルな回です。
チャーリーは言った。手は手でなければ洗えない。得ようと思ったらまず与えよってな。てことはどーゆーことだ、チャーリーはやれって言ってるんじゃねぇのか?(Session#3 ホンキ・トゥンク・ウィメン by ジェット)
カジノに挑む、男の子心意気を語ったセリフ。(カウボーイビバップ#Session3 より)
なおこのセリフはゲーテの格言であり、チャーリーとはサックス奏者であるチャーリー・パーカーのこと。
- 作者: ゲーテ,高橋健二
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......ジェットの夢の話だそうです。
この話でフェイが初登場です。
「賞金の80%でどう?」「分かった40%!」「OK、60ね!」(Session#4 ゲイトウェイ・シャッフル by フェイ/スパイク/フェイ)
この回からフェイルがビバップ号のクルーに加わります。環境テロ集団・スペースウォーリアーズを追うスパイク。
だがスペースウォリアーズはガニメデ全土の人間を猿に変えてしまうミサイルを撃ちこむ。
愛機・ソードフィッシュでミサイルを迎撃するスパイクであったが、1発取り逃してしまう。
そこに後を追ってきたフェイが乗るレッドテイルが登場。
撃ち落とす代わりに賞金の取り分を要求するフェイとスパイクのやり取り。
(カウボーイビバップ#Session4 より)
フェイのズルさ、強さが強調されるやり取りです。
余談ですが私はこの回で流れる挿入歌『TOO GOOG TOO BAD』がとてつもなく好きです。
タッタータララータッター♪
天国を追い出された天使は悪魔になるしかないんだ 。そうだろう、スパイク?(Session#5 堕天使たちのバラッド by ビシャス)
スパイクが所属していたマフィアの幹部・マオが殺された。そしてその犯人は同じ組織に所属し、スパイクのかつてのライバル・ビシャスであった。
さびれた教会で対立するスパイクとビシャス。戦い際にビシャスがスパイクへ向けたセリフ。
(カウボーイビバップ#Session5 より)
かなりシリアスな展開で、ビバップの「本編」とも言える二人のストーリー。
ここでいう「天国」とは、スパイクとジュリアの自由気ままな暮らしのことでしょうか。
「大人のアニメ」本領発揮です。
気に食わねぇんだ、気に食わねぇんだよ(Session#6 悪魔を憐れむ歌 by スパイク)
車椅子の父親を連れて、毎夜バーでブルーハープを奏でる少年ウェン。実はこの少年な位相差空間ゲートの事故がきっかけで不老不死の体を手に入れていた。
さらにウェンは自分の身を隠すため、代わる代わる隠れ蓑となる「父親」を用意していた。
今の父親・ゼブラを救おうとする親友のジラフはウェンに殺された。
その真実を知ったスパイクがつぶやいた言葉。
何が気に食わないのか。
ジェットが言っていた「男は義理に生きるもんだ」、ジラフの義理を踏みにじったウェンに対する怒りだったのでしょう。
(カウボーイビバップ#Session6 より)
プレイリーオイスターをおごるよ(Session#7 ヘヴィ・メタル・クイーン by スパイク)
トラッカー(運び屋)の間で慕われる、ベテラン女トラッカーのV・T。彼女の本名は誰も知らず、「本名を言い当てられたらそれまでの賭け金を総取り」というゲームがトラッカーの間で流行っている。
賞金首を追っていたスパイクは、V・Tと共に炭鉱内に閉じ込められてしまうが、2人は互いの協力により命からがら脱出に成功する。
さらにスパイクはV・Tの本名を言い当て、V・Tは彼に賭け金を渡そうとするが、
スパイクは札を1枚だけ抜いてこのセリフを放つ。
おごる相手は天国にいるV・Tの旦那。有名な賞金稼ぎでありスパイクも顔見知りだった。
話の冒頭にスパイクがV・Tにプレイリー・オイスターをおごられていて、その貸しを返すと共にV・T旦那に敬意を表する。
渋く、カッコいい。
ちなみにプレイリー・オイスターとは、二日酔いに効く(と言われている)卵黄を使ったノンアルコールカクテルのこと。
スパイクが一気に飲み干したところを見るに、かなりまずそう。
(カウボーイビバップ#Session7 より)
見えなくたって解るだろ?いい奴だったさ。あんたが知ってる通りのな(Session#8 ワルツ・フォー・ヴィーナス by スパイク)
ハイジャック事件をきっかけにスパイクを師匠と慕う男、ロコ。彼は目の見えない妹を助けるために盗賊団の持つ植物を盗み出すが、殺されてしまった。
一度も兄の姿を見ることなく兄を失ったロコの妹の、「ロコはどんな人だった?」という問いかけに対するスパイクの答え。
(カウボーイビバップ#Session8 より)
悲しい話ながら、スパイクの優しさが伝わる名ゼリフ。
エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世 略してエドだよ!(Session#9 ジャミング・ウィズ・エドワード)
エドの初登場回です!(カウボーイビバップ#Session9 より)
そしてこの台詞はただの自己紹介です。
でもこの長い本名?とキャラクターは強烈!
AIの人工知能が地球上に落書きする、というホンワカなお話。
BGMも全体的にエドを連想させるリズミカルなものです。
「食らいついたら離さない、ブラックドックだ」「浪花節だぜまったく」「なにわぶし〜かつおぶし〜」(Session#10 ガニメデ慕情 by ジェット/スパイク/エド )
(カウボーイビバップ#Session10 より)
ジェットの生まれ故郷である『ガニメデ』へ来た一行。
そこでジェットの元恋人のアリサは、殺しの容疑で賞金首となったリントと逃走を図ります。
自分が捕まえると主張するジェットに対してスパイクは、情けをかけるんじゃないか?と投げかけます。
それに対するジェットの返しと、一連の流れです。
ジェット(親父)の渋さを魅せつけるセリフですが、最後のエドのセリフで(良い意味)で台無しになっています。
『ブラックドッグ』とは警官時代のジェッドの通名。
これまた渋い通名です。
きょーくんきょーくん、知らない人にあったらついていきましょう!(Session#11 闇夜のヘヴィ・ロック by エド)
(カウボーイビバップ#Session11 より)
ビバップの中でも異色のストーリー。
ビバップ号内で謎の生物に次々と襲われるクルーたち。
劇中では各クルーの人生の「教訓」が語っていく構成。
その中のエドの教訓です。「エドらしい」の一言につきますね。
離れるのが怖くなったんんだね、その人たちと。だから先に離れちゃったんだ(Session#12 ジュピター・ジャズ(前編) by グレン)
(カウボーイビバップ#Session12 より)
ビバップ号を抜け出したフェイが、行き着いた星で出会った男グレン。
彼と知り合い話しをしていく中で、彼に言われた言葉。
フェイはいつか来る別れを考えた時、いつまでもビバップ号のみんなと一緒にいれば、離れるのが辛くなる。
また一人になる。その辛さを和らげるために、思い出が少ないうちにビバップ号から離れてしまったのです。
「人の中でひとりぼっちって感じるより、一人っきりで孤独を感じる方がマシ」というフェイの言葉がその気持を表しています。
カウンターの隅に座って、笑ってた。悲しそうに、笑ってた。(Session#13 ジュピター・ジャズ(後編) by グレン)
(カウボーイビバップ#Session13 より)
グレンが死際にスパイクからジュリアのことを聞かれ、話した彼女の情報。
ジュリア本人は登場せず、一部の回想のみにしか出てきませんが、
わずかな回想からもスパイク・ジュリア・ビシャス三人の悲しい過去が垣間見えます。
さぁ、君も人生棒に振ってみないかい?(Session#14 ボヘミアン・ラプソディ by 予告)
14話は位空間ゲートハッキング犯を追いかけるビバップ号メンバーのドタバタ劇です。そしてその苦労は(毎度のことながら)徒労に終わります。
犯人にしてボケてしまったチェスマスターのヘックスとエドが仲良くなる、ほんわかした話。
(カウボーイビバップ#Session14 より)
セリフは本編には出てきません。13話終了後の予告の言葉です。
恐らく(それなりの地位であろう)ゲート空間の設計者という肩書を捨て、大好きなチェスに一生を費やすことにしたヘックスを称えた?セリフだと思いまう。
とても印象的だったのでピックアップしました。
過去はどうあれ、未来はあるだろ(Session#15 マイ・ファニー・ヴァレンタイン by スパイク)
コールドスリープから目覚めた後のフェイの過去が描かれます。フェイはコールドスリープから目覚めさせたドクターに多額の借金を背負わされ、
自分を助けようとした弁護士ハガス・マツモトもその犠牲となってしまったのだった。
……が、そのハガス・マツモトは生きていて結婚詐欺でジェットに捕まった。
さらにドクターとハガスはグルで、騙され続けていたことを知るフェイ。
結局自分の過去もわからないままで落胆するフェイ。
そのフェイに対してスパイクが投げかけた言葉。
いつも揉めてばかりのクルーですが、何気ない優しさが垣間見えるやりとりです。
(カウボーイビバップ#Session15 より)
来たくはなかったんだが、会いたがる奴ががいてな……失くした左腕だよ!(Session#16 ブラックドッグ・セレナーデ by ジェット)
(カウボーイビバップ#Session16 より)
囚人を乗せた宇宙船が囚人達によりジャックされる。
それを追ってきたジェットは、過去に自分の左腕を切り落とした宿敵・ウダイに再開する。
「迎えに来たのか?」と皮肉るウダイに対する、渋い親父の咆哮。
主役はジェット。渋さ全開の親父回です。
いち、にー、ごー、よん、こんにちわーーーーあ!(Session#17 マッシュルーム・サンバ by エド)
(カウボーイビバップ#Session17 より)
ネジが外れたギャグ回。
セリフから分かるとおり、主役はエドとアイン。
何も考えずお楽しみください。
あたしはもう、ここにはいない。 でも、この日のあたしは、ずっとここから あなたを応援している。 たった一人の、あたしへ(Session#18 スピーク・ライク・ア・チャイルド by フェイ)
(カウボーイビバップ#Session18 より)
フェイのもとに送られてきた謎のビデオテープ。
セリフはコールドスリープ前のフェイが自らに送ったビデオメッセージのもの。
結局送り主はわからないまま。
ですが、ビデオテープで観た景色はフェイの今後の行動の動機付けとなっていきます。
ブルーソックスファンはお祭り好きでね(Session#19 ワイルドホーセス by マイルズ)
宇宙海賊を倒したが愛機ソードフィッシュは燃料切れで絶体絶命のスパイク。そのピンチを救うべく元持ち主のドゥーハンと助手のマイルズが、スペースシャトルでスパイクを救うべく出発する。
セリフは、ドゥーハンのマイルズへの「怖かったら来なくていいんだぞ?」という問いかけに対してのマイルズの回答。
マイルズはスパイクと出会った当初から野球チーム「ブルーソックス」への思い入れを喋りまくり、スパイクから「落ち着きないやつ」と言われていました。さらに若さゆえにドゥーハンと仲違い。
そんな矢先のスパイクのピンチに放った一言。若いながらもメカニックとして職人魂が感じられます。
スペースシャトル不時着後のスパイク・ドゥーハン・マイルズの3ショットが最高。
(カウボーイビバップ#Session19 より)
いや、もう、もういんだ。もう、終わったことだ。(Session#20 道化師の鎮魂歌 by スパイク)
(カウボーイビバップ#Session20 より)
人体実験の結果恐ろしい殺戮兵器へと化した、東風。
偶然彼の殺人現場に居合わせたスパイクは、彼の標的となってしまう。
一度は敗れたスパイクだったが、再度戦いを挑み命からがら勝利する。
それと同時にジェットが調べ上げた東風の情報をスパイクへ伝えようとした時の、スパイクの一言。
全26話の中でも異彩を放つホラー回。セリフもかなり少ないですね。
東風の笑い声と遊園地の音楽が怖すぎで、この回が好きというファンも多いと思います。
スパイクのこの一言こそ、人体実験の犠牲者である東風に対する鎮魂歌ではないでしょうか。
メイファがここにいるのは、彼女自身がここに来たかったからさ(Session#21 ブギ・ウギ・フンシェイ by ジェット)
ジェットは古い友人のパオから謎のメールを受け取る。パオに会いに行ったジェットだが、足取りは掴めずパオの娘・メイファと出会う。
宇宙風水しか信じなかったというパオからのメールを、風水頼りにメイファが解読していき、遂に位相差空間ゲートに閉じ込められていたパオを見つける。
実はマフィアから逃げ出したパオの命はあと僅かであり、最後に娘に会うためにジェットへとメールを送っていた。
全ては風水の見立てであると言うパオに対して、ジェットが放った一言。
ジェットが”パパ”全開、ニヤニヤな話です。
(カウボーイビバップ#Session21 より)
キミの瞳に……映った僕に乾杯(Session#22 カウボーイ・ファンク by アンディ)
(カウボーイビバップ#Session22 より)
スパイクのもう一人のライバル、アンディが登場。
セリフは彼がフェイに対して言ったもの。
スパイクとアンディのアホな競り合いが見所です。シリーズ屈指のバカ回。
アンディはこの1回しか出てこないのに、キャラが際立ちすぎですね。しかも全力スパイクと張り合える程に強いという。
そして、爆弾魔のおじちゃんがちょっと可愛そうな話です。
今度はいい夢見てね。(Session#23 ブレイン・スクラッチ by エド)
電子移民財団"スクラッチ"の教祖、ドクター・ロンデス。彼は世界中の信者を洗脳し、彼を追っていたフェイも洗脳にかかってしまう。スパイクたちはロンですは実在せず、元ハッカーで現在は植物状態にあるロニー・スパンゲン少年が、ロンデスのプログラムを流していたことを突き止める。
ジェットとエドはロニーのいる病院を突き止め、プログラムを消去する。
去り際にエドがロニーに対して放った優しい一言。
(カウボーイビバップ#Session23 より)
メディアの有り方について警鐘を鳴らす、考えさせられる話となっています。
ロンデスの「人間の最大の発明はテレビ」というセリフも印象的で、インターネット黎明前の時代を感じさせるセリフです。
行こう、アイン(Session#24 ハード・ラック・ウーマン by エド)
タイトルのとおり、フェイとエドの「女性」が主役のお話。そしてエドとアインがビバップ号から旅立ってしまい、物語全体が終わりへと向かっていることを暗示させます。
エドの去り際、エドの後を付いてきてしまうアイン。
アインに対してエドは、遠いところに行くからもう戻れない、それでも一緒に行く?と問いかけます。
アインは一言吠え返し、エドのこの言葉と共に1人と1匹は旅立ちます。
SEE YOU COWGIRL, SOMEDAY, SOMEWHERE !
(カウボーイビバップ#Session24 より)
赤い涙を流すがいい(Session#25 ザ・リアル・フォーク・ブルース(前編) by ビシャス)
(カウボーイビバップ#Session25 より)
マフィア・レッドドラゴンにてクーデターを起こしたビシャス。
長老を殺す直前に放った一言。
そして一気に目の当たりを切り去り、まさに赤い涙を流させたのです。
この悪役、しびれます。
物語としても終盤へと向かっていき、スパイクはジュリアと再会、いよいよ後編でクライマックスを迎えます。
この話で印象的なのは劇中の情報番組のMCを務める・パンチが全話で番組が打ち切られ、母を空港で出迎えるシーンです。
脇役キャラのこのようなシーンからも「あぁ、終わりなんだなぁ」としみじみしてしまいます。
空腹は最高の調味料ってやつさ(Session#26 ザ・リアル・フォーク・ブルース(後編) by スパイク)
ジュリアと再開したスパイクだが、レッドドラゴンの追手によりジュリアは死んでしまう。突然ビバップ号に戻ってきたスパイクに驚くジェットだったが、腹が減ったというスパイクに得意の青椒肉絲を振る舞う。
「相変わらずまずい」と言うスパイクに対して「その割に美味そうに食うじゃないか」と問いかけるジェット。
それに対するスパイクの答えがこのセリフ。
青椒肉絲はSession#1にも出てくる料理であり、それを別れの場面で持ってくる憎い演出。
(カウボーイビバップ#Session26 より)
この直後のスパイクとジェットの会話、そしてスパイクとフェイとの会話は、シリーズの中でも特に印象に残る屈指のやり取りです。
物語は一気に終焉を迎えます。
もうとにかく見るっきゃない!!
ということでアニメ『カウボーイビバップ』の全26話から1セリフずつピックアップしてきました。さすがに忘れている部分も多く見直してみたのですが、やっぱり面白い!!
「アニメなんて……」と斜に構えているそこのあなた!(特に成人男子)カウボーイビバップはそんな偏見をきっと変えてくれますよ。
Amazonプライム・ビデオでは、カウボーイビバップが全話視聴できます。今なら30日間無料体験もやっていますので、ぜひお試しを!!
未視聴の方はもちろん、既に視聴済みの方もこれを機に見なおしてみてはいかがでしょうか。
それでは、
- アーティスト: シートベルツ,山根麻衣,菅野よう子
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