ペーパーカップのフタから熱々のコーヒーを飲むのが苦手

こんにちは。

みなさんコーヒーは飲みますか?スターバックスドトールタリーズコーヒー

さらにコンビニコーヒーの大流行で、ペーパーカップを持ち歩いている人を見ることも多くなりました。

で、本題です。私はあのペーパーカップがめっちゃ苦手です。正確にはペーパーカップのフタが苦手です。苦手というのは嫌いという意味ではなくて、ペーパーカップで飲みたいけどすごく難しいという意味です。

断熱性エンボス紙コップ 8オンス 260ml 白無地 本体+フタセット 50個

なぜか。ペーパーカップ(とそのフタ)って小っさい穴の飲み口からコーヒーを飲むじゃないですか。で、カップの中が見えないじゃないですか。

中が見えない状況であの小っさい飲み口からアッツアツのコーヒーが口に注ぎ込むことを考えると、やけどが恐ろしくて飲めない

カップを傾けても、あとどのくらいで口に届くのかがイマイチわからない。私とあの恐ろしいペーパーカップとの戦いが今始まるのです……



ゆーーーーーっくりカップを傾けていき、恐る恐るコーヒーを口に近づける。

まだ余裕だな。もうちょっとだな。そろそろのはずだ。まだかな?え、まだ?もう入るでしょ?来ないんだけど?……あーーーーーーーーーーーーーちぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!

あるいは、

まだ余裕だな。もうちょっとだな。そろそろのはずだ。まだかな?え、まだ?もう入るでしょ?来ないんだけど?……はい一旦仕切り直し(カップを戻す)

で、いつまでたっても最初の一口が飲めない。

カップを傾けてると熱さを恐れるあまり口元がめっちゃめちゃ震えている。分かるかな。もうなんかブルブルブルブルって。会いたくて会いたくて震えてる人の1000倍は震えている。

だけど湯気は感じる。それだけ。湯気だけ口で感じて結局飲めずにカップを戻す。屈辱。人生で味わう屈辱トップ5には入るレベル。


そんな屈辱を受けて黙っていられるはずがない。もうこうなったら恥じる気持ちを全て捨てて、なんとしてもコーヒーを飲むしかない。

あの小っさい飲み口に向かって必死でフーフーする。

「もう絶対意味ないじゃん。」

そんな言葉が頭をよぎる。

「フタを外してフーフーして飲んじゃえよ。」

悪魔がささやきかける。

でも逃げない。決めたんだ。この戦いから逃げないって。絶対にこの小さい飲み口から、やけどせずにコーヒーを飲んでみせるって!!!!!

そして必死に息を吹きかける。ありったけの思いを込めたフーフー。人生でこれほど何か思いを込めてフーフーしたことがあっただろうか。いや、無い。


「よし、これで大丈夫だろう。」

自分に言い聞かせるようにつぶやく。

再び、恐る恐るカップを傾ける。近づくコーヒー、確かに感じる温かな湯気の気配。

来るか?来るか?まだ入らない。そろそろか?まだ入らない。次で入るな?まだコーヒーはやってこない。そして再びカップを戻す。

……ダメだ……

やはりあの小さい穴からでは息を吹きかけても意味が無かったんだ。でも、諦めたくない。

祈りにも似たフーフーを繰り返す。


繰り返した末に、こう思う。

「もう、行くしかない」

意を決してカップをぐいっと傾ける。ものすごい勢いで降りてくるコーヒー。ついに飲み口を超えて口の中にたどり着き…………


あっっっっっっっっっちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっぃぃぃぃぃ!!!!!!!!


やけどしました。



やけどせずにペーパーカップでコーヒーを飲みたかっただけなのに。でも、どんなに頑張ってもそうはならなかった。そうはならなかったんだ。

だからこの話はここでおしまいなんだよ。