こんにちは。
以前、ついに届いたAmazon Echoのセットアップを行いました。
今回は『Amazon Echoって何ができるの?』への回答として、Amazon Echoでできることを紹介していきます。これから購入しようと思っている人は参考にしてみてください。
標準機能でできること
音楽を楽しむ
「アレクサ、音楽が聴きたい!」
と言えばAmazonMusicの楽曲をストリーミング再生してくれます。
「洋楽」「邦楽」「ロック」「バラード」などジャンルも指定できるし、
「アレクサ、ドリカムが聴きたい」
という感じでアーティストの指定も可能です。
音質が良い
私はこれまでの人生で、一度もスピーカーの音質にこだわったことがありません。そんな私でも(10年物のプラズマテレビよりは)AmazonEchoの音質が良いことは分かります。低音が凄い響きます。
機能的には下位モデルのAmazon Echo Dotと変わらないので、正直「失敗したかな」と思っていましたが、音楽を楽しみたい方には上位モデルがオススメです。
注意
AmazonMusicで音楽を聴くにはAmazonプライム会員である必要があります。
あと当然ですがAmazonMusicに無い楽曲は聴けません。
リマインダー
「アレクサ、明日の10時30分に買い物のリマインダーを追加して!」
と言えば、その時間にリマインドしてくれます。
「アレクサ、リマインダーを教えて」
「アレクサ、リマインダーを削除」
で確認、削除も可能です。Amazon Alexaアプリからでも同様に操作できます。
訂正
リマインダーやリストの削除はAlexaアプリからのみ可能です。
やることリスト/買い物リスト
「アレクサ、買い物リストに◯◯を追加して!」
「アレクサ、やることリストに◯◯を追加して!」
AmazonEchoには「買い物リスト」と「やることリスト」という2種類のリスト機能が付いています。
登録内容はAmazonAlexaアプリからも確認できます。
アラーム
「アレクサ、◯時◯分に起こして」
でアラームを設定してくれます。
ただし繰り返し設定は可能ですがスヌーズは無く、
「アレクサ、ストップ」
で止められるので寝過ごしには要注意。
タイマー
「アレクサ、10分タイマー」
でタイマーを設定してくれます。上の例では10分後に音が鳴ります。
手放しで利用できるので、料理中にはメチャクチャ便利ですね!
予定の管理
「アレクサ、◯月◯日の◯時に△△を追加して!」
「アレクサ、明日の予定を教えて!!」
で、予定を管理することができます。
なお予定管理は外部サービスと連携することで実現しています。
「Googleカレンダー」「Outlook/Office365」(Microsoft)「iCloud」(Apple)のいずれかのサービスを利用することができ、AmazonAlexaアプリから設定します。
天気を知る
「アレクサ、今日の天気は?」
と言えば登録住所の天気をお知らせしてくれます。詳細はAmazonAlexaアプリで確認しましょう。
「アレクサ、東京の明日の天気は?」
というように、場所を指定しての確認も可能です。
ニュースを読む(NHKフラッシュニュース)
「アレクサ、ニュースを教えて」
で、NHKのニュースを読み上げます。なおこのニュースはAlexaが読み上げるのではなく、NHKの収録(?)音声がストリーミング配信されます。
Amazonで買い物する
「アレクサ、◯◯を買いたい」
で、Amazonショッピングサイトで見つかった商品を購入できます。
また、直近に該当する商品を購入している場合は、と同じものを勧めてくれます。
なお(当たり前ですが)商品名を言っただけでは購入されません。必ず
「購入しますか?」→「はい」「いいえ」
の確認が入ります。受け答えの発音には注意しましょう!!
色々と教えてもらう
「アレクサ、◯◯を教えて」
「アレクサ、◯◯は?」
などで、Wikipediaでわかりそうなことは大体教えてくれます。
また計算機なので計算も得意です。 「2の100乗」もお手の物です。
歌ってもらう
「アレクサ、歌って」
で、歌ってくれます。音楽を流すのではありません。完全オリジナルの持ち歌です。しかも2曲。
Youtubeにアップロードされていましたのでご査収ください。 https://www.youtube.com/watch?v=nTPiHFRramIwww.youtube.com
この歌、けっこう好きです。
Alexaを知る
アレクサはAIですが人格が備わっています。個人的なことを色々と聞いてみましょう。 「こんなことも答えるんだ!」と新たな発見がありますよ。
食べ物へのこだわりが凄い。
意外とジョークっぽいことも言ってくる。
Alexaスキルでできること
Amazon Echoには、誰でも開発・提供ができる「Alexaスキル」を導入することで、新たな機能を追加することができます。
Alexaスキルを使う場合は、
「アレクサ、◯◯(スキル名)で△△して」
と呼びかけます。ここでは私が利用しているスキルをご紹介します。
スマートフォンを探す
スマホあるあると言えば「家の中でスマホを無くす」ですよね。そんな時、
「アレクサ、トラッカールで電話を鳴らして」
と呼びかけるとスマホを大音量で鳴らしてくれます。
なおこのスキルを使うためには、スマートフォンに「TRackR」(トラッカール)アプリのインストール・設定が必要になります。
駅名しりとり
全国の「駅名」縛りでAlexaとしりとりができ、最長記録(いくつまでしりとりが続いたか)も保存してくれます。
ちなみにAlexaは即効で返してきます。勝ち目はありません。
ピカチュウを呼ぶ
ピカチュウが遊びに来ます。Alexaが真似しているわけではありません。リアルピカチュウです。
「10万ボルト!!!!」
でサトシ気分を味わいましょう。
英語クイズ
アルクが提供する3択形式の英語クイズです。
暇つぶし兼英語の勉強に役立てましょう。ちなみに私は1問目で挫折しました。
タクシーを呼ぶ
Alexaからタクシーを自宅に呼ぶことができます。
なお、利用するためにはスマートフォンに全国タクシーアプリをインストールし、地点登録をしておく必要があります。
play.google.com
radikoでラジオを聴く
radikoの放送局を選んでAlexaからラジオを聴くことができます。
集中タイム
「ポモドーロ・テクニック」にもとづいて、
- 25分間の雑音(集中する時間)
- 5分間の休憩タイム
を繰り返してくれます。使えば仕事が捗るかも!?
こんなこともできる
AmazonEchoは「標準機能」と「Alexaスキル」を活用することが基本的な使い方です。
ここからは少し玄人向きですが、さらなる使い方をご紹介します。
IFTTT連携
『IFTTT』とは
『IFTTT』(イフト)とは”If This, Then That”の略で、
「あるサービスをトリガーに、別のサービスに連携してアクションを起こす」
という、サービス連携サービスです。
アカウント登録(無料)するだけで、自分の好みで異なるサービスを組み合わせることができます。
Alexaはもちろんのこと、GoogleHomeやTwitter、GmailやSMSなど数多くのサービスが利用可能です。
利用例:AlexaからGmailを送る
妻が最近ダイエットしていて毎日挫けそうだったので
「Alexaに話しかけたらGmailで激励のメールを送る」
IFTTTを作ってみます。この場合トリガーはAlexa、アクションがGmailとなります。
IFTTTの登録画面を抜粋して説明します。
こちらがAlexaのトリガー設定画面。今回はAlexaに「テスト」と呼びかけることでアクションが起こるように設定します。(キーワードについては後述の注意点を参照)
続いてアクションとなるGmailの設定画面です。送信先アドレスと内容を入力します。
これで作成が完了しました!
使う時は
「アレクサ、◯◯(キーワード) トリガー」
と呼びかけます。
今回の場合だと
「アレクサ、テスト トリガー」
と呼びかけることで、メールを送ることができました。
IFTTT連携の注意点
IFTTTでのAlexaサポート状況は正直に言って良くありません。
まずAlexaはトリガー側にしか使えません。つまり「メールを受信したらAlexaに喋らせる」というような、アクション側を担当させることができません。
次にトリガーに使える日本語キーワードが貧弱です。私が検証した限りでは、通常の日本語はことごとく失敗します。今回の作成例のような「テスト」や「スイッチ」など、日本語と英単語で発音がほとんど変わらないワードじゃないと反応しませんでした。
あとIFTTT設定画面で長音「ー」が入力できません。「ツイッター」とかはキーワードにできませんでした。
さらにIFTTTを起動するには「トリガー」という不自然な固定ワードが必要であり、使い勝手がよくありません。
この辺のIFTTT機能はGoogle Homeの方が進んでいます。Alexaサポートにもこれから期待しましょう!
自分でスキルを作る
さらにニッチな使い方として、自分でスキルを作っちゃうというのもあります。
Amazon公式のスキル開発トレーニングを一通り見れば、簡単なスキルはすぐ作れるようになります。 developer.amazon.com
私も試しに、
「アレクサ、ツイログで行ってきます!」
「アレクサ、ツイログでただいま!」
と言えばツイッターに出かけた時間、帰宅した時間を投稿するスキルを作ってみました。
2018年1月4日 8時6分30秒 に出かけました。(Alexaスキルでつぶやいています)
— くおっと (@quo1987) 2018年1月10日
2018年1月4日 19時52分41秒 に帰ってきました。(Alexaスキルでつぶやいています)
— くおっと (@quo1987) 2018年1月11日
ただし「簡単に作れる」と言っても、自分でプログラムを書いて、(推奨では)AWSを操作する必要があることからある程度のシステム構築知識は必要です。
「アレクサ!」デビューしてみよう
以上、AmazonEchoでできることを紹介してきました。
Web上の評判や、自分でIFTTTを使ってみた感じだと、「現時点での全体的な機能はGoogleHomeが一歩先を進んでいる」という印象です。
しかし最近では「Windows10搭載」「トヨタ自動車に搭載」など、ますます話題になってきています。
このビッグウェーブに乗りたい人は、今すぐAmazonから購入リクエストを送りましょう!
既にAmazonEchoを持っている人は、この記事でAlexaをさらに活用していただければ幸いです。
Echo (エコー) - スマートスピーカー with Alexa、チャコール (ファブリック)
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2018/04/03
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (5件) を見る