こんにちは。
みなさん、海外旅行してますか?私はほとんどしません。直近の海外旅行は新婚旅行で訪れたオーストラリアです。
blog.wackwack.net
そこでタイトルの件です。オーストラリアの都市『ゴールドコースト』には絶対に旅行してはならない時期があります。
それは
です。
これからオーストラリアへ旅行する方に、より良い旅にしてもらうべく今回はその理由についてお話します。
世界屈指のビーチリゾート『ゴールドコースト』
知らない方のために『ゴールドコースト』の概要から説明します。
海外旅行に慣れている方にとってゴールドコーストは言わずと知れた旅先ですが、私のような海外旅行に疎い人にとってオーストラリアといえば『シドニー』『エアーズロック』『グレートバリアリーフ』あたりではないでしょうか。
『ゴールドコースト』はオーストラリアが誇る世界でも屈指のビーチリゾートです。ゴールドコーストとは日本語で『黄金の海岸線』。名前のとおり60kmにもおよぶ美しい海岸線が広がります。
(H.I.S - Like the World Magazineより)
特にビーチの高波はサーファーにとっての天国であり、別名”サーファーズパラダイス”と呼ばれるサーフィンの聖地でもあります。
ビーチの入り口には”SURFERS PARADISE”の文字が掲げられている
ゴールドコーストに11月中旬〜12月上旬に旅行してはならない理由
そんな観光地として有名な『ゴールドコースト』、11月中旬〜12月上旬は旅行のベストシーズンでもあります。
それでもこの時期に旅行してはならない理由、それが
です。
私のオーストラリア旅行では、見事これにぶち当たりました。良い思い出ではあるものの、少し悔いが残ります。第二の犠牲者を出さないためにも『Schoolies』の脅威について紹介します。
Schooliesとは?
『Schoolies』(スクーリーズ)とは簡単に言うと、
です。
「高校最後の思い出なんだからいいじゃないか」と思います?では『Schoolie』とオーストラリアのについて次の点を確認してみましょう。
『Schoolies』には保護者も引率者もいない
高校生たちが勝手に立ち上げているイベントです。親は付いて来ないし当然学校の先生もいません。
オーストラリアは12月で卒業
オーストラリアの教育制度は高校が1年4学期制、12月中旬は卒業です。この時期はほとんど進路が決まっており、みんなもうやることはありません。
オーストラリアでは18歳から飲酒できる
オーストラリアは18歳から飲酒できます。そしてやってくるのは高校3年生。半分以上が合法的に飲酒できます。
http://www.geocities.jp/m_kato_clinic/mini-age-alcohol-1.html
高校生は親の金でやってくる
ゴールドコーストは屈指のビーチリゾートで、ホテル代も馬鹿にはなりません。特にゴールドコーストのホテルは基本的にクレジットカードを持っている(=社会的信用がある)ことが、宿泊できる前提条件になります。
そんな高級な場所に高校生がなぜ泊まれるのか。それは親のクレジットカードを借りてくるからです。なぜ親がそんな金のかかる遊びを支援してくれるのかと言えば、彼らの親も同じように『Schoolies』でハメを外したからです。強制できないのです。
これらを見てどう感じるでしょうか。私に言わせればSchooliesとはつまり、
ここまで聞けば何かしら危険な香りがしてきますよね?
Schooliesが旅行者にもたらす脅威
そんなSchooliesが旅行者にとってどんな脅威をもたらすのか。具体的にお話します。
ゴールドコーストの街は小さい
世界屈指のリゾート地であるゴールドコーストですが、ホテルやお店が並ぶ中心地”サーファーズパラダイス”は半径数kmの小さな街です。
そこにオーストラリア全土の高校3年生が集まるんですよ。人口密度が異常です。
街中に高校生(とはとても思えないブロンドのお姉さんと筋肉野郎)が溢れています。静かさとは無縁、落ち着く暇もありません。
私が旅行した時は狭い街中をパトカーとカーチェイスしている車がいました。
そして貼り出される「Police」のテープ。
オーストラリアって治安が良いって聞いてたんですけど……
魔物が牙を向く夜の街
そうは言っても昼間は明るく陽気な雰囲気もあり、ティーンエイジャーがいても慣れてしまえば問題ありません。
大問題は夜です。
みなさん、夜することと言ったらなんですか?そう、飲酒です。
先ほど述べたとおりオーストラリアでは高校生でも合法的に酒が飲めるようになります。
そして時はSchoolies、街のクラブやビーチではパーティーが開かれます。
そこで酒を飲み全てが開放された戸愚呂100%筋骨隆々のオーストラリアの高校男子。
街のそこかしこでパーリピーポー化。取っ組み合いのケンカも大盛況です。それを分かっていて警官がそこら中に配置され目を光らせています。
こうなってしまってはとても街を歩く気になりません。いつどこで頭空っぽの夢詰め込めた奴らに絡まれるか分かりません。食事を済ませたら一刻もはやくホテルに帰りたい、その一心です。
”バーでお酒をたしなみつつ夜のビーチで心地よい風に当たる”など夢のまた夢です。夜のゴールドコーストにあなたの居場所はもうありません。
Schooliesをもっと知る方法
ここまで説明してきましたが、なかなかイメージがつかない人もいるかも知れません。
簡単な方法があります。Googleで「Schoolies」の画像検索をしましょう。リンクを載せておきます。
schoolies - Google 検索
検索した方はお分かりになったのではないでしょうか。めっちゃ羨ましい大変けしからん画像が大量に出てきますね。
こいつらが街中に溢れているのが『Schoolies』。田舎者から見た歌舞伎町、どころのレベルじゃない。もう世紀末。
というかこの画像の人たち全員17、18歳ですからね。外人まじ怖い。
ゴールドコーストは良いところだから良いタイミングで行きましょう
以上、実体験を交えて「ゴールドコーストには11月中旬から12月上旬に旅行してはいけない」お話でした。
私はこんな経験をしても、胸を張って「ゴールドコースト、本当に素晴らしいところでした!!」と言えます。
だからこれから行くみなさんは、万全の状態のゴールドコーストを楽しんでいただきたい。
そうすれば想像を超える素晴らしい思い出ができるでしょう。