Oracleの優先資格証明がエラーになった時の対応

Oracleサーバを用いてバックアップやバッチジョブなどの,ジョブやタスクをスケジューリングする際に、その都度パスワード等を入力するのは面倒です。
そこでOracle Enterprise Managerでは、それらの情報を自動で提供してくれる優先資格証明が設定できます。
Oracle Enterprise Managerを利用して優先資格証明の設定を行う際はシステム管理者権限を持つOracleユーザ名、パスワード、そしてOracleサーバが起動しているホストのユーザ名とパスワードを入力します。


しかしホストのユーザ名とパスワードを正しく入力しても,以下のエラーが出力されることがあります.


ユーザーoracleとしてのServer01への接続に失敗しました。


私の場合、この理由は設定したホストユーザーにバッチジョブとしてログオンの権限が無いことが原因のようです。

そのため権限の付与が必要になります.権限の付与は以下のとおり.
(※設定はWindows 7の場合です。実際にはWindows Xpで動作確認をしましたがXpでも設定方法は殆ど同じです。なおWindows 7用のOEM 11gが提供されているかは不明です。)


1.「Control Panel」→「Administrative Tools」を開いて、「Local Security Policy」をダブルクリック。

2.右メニューから「Local Policies」→「User Rights Assignment」を開く。

3.左に現れる一覧の中から「Log on as batch job」をダブルクリックし、対象ユーザに権限を割り当てる。


以上です。