アメコミヒーロー映画『デッドプール』のぶっ飛んだ魅力をご紹介!

こんにちは。

私はマーベルの『アベンジャーズ』関連映画を全てチェックしており、次回作を楽しみにしています。

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そんなアベンジャーズに負けず劣らず、マーベルの大人気映画シリーズがもう一つあります。それが、


デッドプール


です。


日本でも2016年に『デッドプール』、そして2018年に『デッドプール2』が公開されています。

www.foxmovies-jp.com


見た感じ全然カッコよくない全身タイツ+マスクのヒーロー。しかしアメリカでは「史上最も売れたR15指定映画」として記録に残るほど大ヒットしています。

もちろん日本でも大ヒットで、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ですら倒せなかった日本のヒーロー映画『名探偵コナン ゼロの執行人』を(コナンは公開8週目だけど)抜いて週間観客動員数1位を獲得しています。 www.oricon.co.jp


デッドプール』がなぜ、それほどの人気を誇るのか。まだ観ていない人に向けて『デッドプール』の魅力をご紹介します!

デッドプールとは?

まず「そもそもデッドプールって?」ということで、軽く説明しておきます。

X-MENに登場するキャラクターの一人

デッドプールは元々、マーベルの映画『X-MEN』シリーズに出てくるヒーローの一人です。そのため映画『デッドプール』もX-MENシリーズの累計8作目として数えられています。

しかし、X-MENに登場したデッドプールキャラクターが原作とあまりにもかけ離れておりファンから批判が殺到。このため、過去のデッドプールをほとんど無かったことにして単独作品として描き直したのが、映画『デッドプール』シリーズです。


過去のX-MENシリーズを観ていた方が細かいセリフやネタ楽しめることは確かですが、観ていなくても全く問題ありません。いきなり『デッドプール』を観ても、完全に別の映画として楽しむことができるので心配無用です。

文字通りの「死なない」ヒーロー

で、そのデッドプール。アメコミヒーローであるからには特殊能力が備わっています。それが、


死なない。


……大げさだと思いますか?いいえ。文字通り「死なない」です。

銃で撃たれても、頭を突き刺されても、四肢がバラバラになっても、首から上が吹き飛んでも、体が再生します。絶対に死にません。


何故こんな能力を手に入れたのかは本編を見てのお楽しみとして、とにかくこの「死なない」能力と元々の高い戦闘技術を駆使して敵をぶっ◯しまくるのがデッドプールというヒーローです。

デッドプールの魅力

ここから、デッドプールの魅力をご紹介していきます。

下品!下ネタ!暴力!グロテスク!のオンパレード

普通のヒーロー映画のイメージは、

大義のために、正義のためにヒーローが巨大な悪に立ち向かう!」

「清く正しく、庶民の尊敬を集める。それがヒーロー!」

といった感じですよね。でもデッドプールその真逆。


主人公のデッドプール、本名ウェイド・ウィルソンは、元々が凄腕の傭兵ということもあり相当な荒くれ者で、控えめに言ってちょっとヤバい奴だった。

で、その彼がそのままヒーローになっちゃったもんだから、発言・行動がとにかく下品。私達が想像するようなアメリカのブラックジョークや汚い言葉がひっきりなしに出てきます。


さらにR15指定であることを活かして(?)下ネタ、ラブシーンもふんだんです。主人公・ウェイドとヒロイのヴァネッサのラブシーンはキスが濃厚なだけでなく、おっ◯い丸出しです。


で、そんなふざけたヒーローが思いっきり暴れまわるので、敵のやっつけ方がハンパじゃない。

刀で首を切り落としたり、高速で激突させてミンチにしたりします。しかも、ガッツリ映像化されている。これが今までのヒーロー映画で決定的に描かれていなかった点。


「冷静に考えればこうなるよねー」

ということを、躊躇なくスクリーンに描いていきます。ただのアクション映画と思って見ると、突然のグロテスク描写を喰らうので心して観てください!

「第4の壁」を超えてくる

「第4の壁」とは、フィクション世界と現実世界を隔てる壁です。

この壁があるからこそ、映画の中のキャラクターたちは現実世界、つまり観客を意識すること無く、フィクションの世界に集中して躍動します。


しかしデッドプールは、カメラ目線でチョイチョイ観客に話しかけてくるのです。

フィクションの世界の話なのに、その主人公は現実世界にも語りかけてくる。このちょっとした仕掛けが、主人公のウェイドに妙な親近感を湧かせます。


さらに、主人公のデッドプール(ウェイド)を演じる俳優のライアン・レイノルズは、かつてDCコミックのヒーロー映画『グリーンランタン』に主演し、大コケした苦い経験を持っています。

デッドプールの世界ではこれをネタにして、

「緑色のコスチュームにはするなよ!!」

という現実世界ありきのセリフが出てきたりするのです。


その他にも(今の所)全くクロスオーバー要素のないアベンジャーズに言及するなど「フィクション」という入れ物を完全に無視した”ネタ”が満載です。


ヒーロー映画どころか普通の映画でもなかなお目にかかれないレベルの「第4の壁の破壊」。その未体験ゾーンが最高に楽しい映画です。

王道ストーリー

と、ここまでコミカルかつぶっ飛んだ部分をデッドプールの魅力として紹介してきました。

しかしデッドプールが面白い最大の理由は、これだけぶっ飛んでいるにも関わらず、軸になるストーリが王道ど真ん中で、まさに「ヒーロー映画そのもの」だからです。


例えば1作目の『デッドプール』では、敵と戦う理由が「かつての自分を取り戻す」ため、そして何より愛する人を守るため」だったりします。

また2作目の『デッドプール2』では「仲間・家族」「ヒーローとしての自己犠牲」と言ったものがテーマになっています。

さらにそれらと関連して、同じX-MENシリーズの他のヒーローたちとの共闘や大迫力のアクションが繰り広げられます。


このように、これまでには無かったぶっ飛び設定だけではなく、王道のストーリーと熱いアクション・戦闘シーンがデッドプールにはあります。そしてそれは「紛れもないヒーロー映画」だと言えます。

R15指定と王道を完全に融合させたヒーロー映画、それが『デッドプール』だと言えます。

まだまだ続く!?デッドプールから目が離せない!

以上、デッドプールの魅力をご紹介しました。

2018年6月現在、『デッドプール2』が劇場公開されています。とにかく1作目をDVDで観て、映画館へ急ぎましょう!これだけの話題作であり、今後もX-MENとのクロスオーバーなど、まだまだ続編が期待できるはずです。

子どもは無視!大人だからこそ楽しめるヒーロー映画『デッドプール』。その魅力を自分の目で確かめてみてください!!



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