眠る時に不思議な現象が起きる

こんにちは。

私は眠り始める時にちょっと不思議な体験をします。

それが起こり始めたのは高校生の頃からだった気がします。働き始めておじさんになった今でも続いています。

もし似たような人がいればこの感じを共有したい!と思い、早十数年の付き合いとなった私の睡眠時の不思議な現象についてご紹介します。

睡眠時の不思議な現象

私の睡眠不思議現象は大きく「居眠り中の夢」「入眠時の幻覚・幻聴・呼吸困難」の2つに分けられます。

居眠り中の夢

居眠り

まずは「居眠り中の夢」についてです。

この場合の居眠りとは、

  • 授業中の居眠り
  • 会社の昼休みの昼寝

など、本格的な睡眠ではなく座った状態での仮眠を指します。


これが最初に現れたのが高校生の頃。

その日は授業でテストがあり、私は早々に問題を解き終わりました。時間がかなり余ったのでスッと目を閉じて居眠りを始めました。


居眠りを始めてどれくらい経ったでしょうか。気がつくと不思議な感覚に襲われました。


眠っているはずなのに、起きている感覚がある。


……意味不明ですね。全く上手く言えないのですが「脳は起きているのに、体は動かない」という感じです。

さらに、目を閉じているはずなのにテスト中の周りの風景が映し出されています。幽体離脱のような俯瞰ではありません。私の主観です。早い話が夢を見ているような状態でした。


と、次の瞬間!


「キーンコーンカーン」


チャイムが鳴りました。このチャイムは夢の中なのか?現実のものなのか?その判断が付きません。しかし私の(閉じている)目から見る限りテストは終わり、周りはザワザワし始めています。

でも私は未だに眠ったまま。そして、テストが終わったのに起きない私を見て笑い出すクラスメート。


「違う!起きてる!意識はある!」


と私は心の中で必死に叫ぶのですが、目は全く開きません。体も動きません。


「おい!起きろ!笑われてるぞ!!!」

と必死に自分に呼びかける。そうしてようやく重たい瞼を開けると……


テストはまだ終わっていない。


そう、さっきのチャイムは夢だった。


これは働き始めてからも続いており、会社で昼寝をすると3日に1回くらいの確率でこれが発生します。


不思議なことに、自力で目を覚ますのはとても苦労するのに現実世界のチャイムが鳴れば何事もなかったかのように目覚めます。

入眠時の幻覚・幻聴・呼吸困難

入眠時の幻覚・幻聴・呼吸困難

2つめです。こっちは夜、本格的に寝る時に良く発生します。

私は普通に眠る時、いつの間にかパッと寝てしまいます。「眠くなってきたなー」と思うことはほとんどありません。

しかし、これが起きる時は違います。だんだんと瞼が重たーくなってくる。そして体が動かなくなってくる。


完全に体の動きが止まり、脳が「あ、来るなこれ」と認識した瞬間、

幻覚・幻聴、そして呼吸困難が起こります。

幻覚

まず幻覚ですが、当然目は閉じています。居眠り中の夢と同じで、あくまで夢の一場面なので正確には幻覚とは言えないかもしれません。

で、何が見えるのかと言えば、具体的にコレと言えるものではありません。ですが、概ねちょっと怖い感じのものです。

例えば

「 部屋に黒いモヤモヤが入ってきて、体を掴まれる感じ」

「ものすごく高いところから地面に落ちていく感じ」

みたいな。

幻聴

さらに幻聴。これも何かがはっきりと聴こえるわけではなく、

「ウウィィィィィィィィィンンンンゥニュニュワワワワワワーーーーピュロピュロピュローーー」

みたいな、とにかくやかましい音が耳の中で鳴り響きます。

呼吸困難

最後に襲ってくるのが呼吸困難です。全く息が吸えない。


「このままじゃ……死ぬ!」


と思い、必死に鼻から息を吸います。そして何とか目覚めようとしますが、居眠り中と同じくなかなか起きられません。


さらに特徴として、体がピクピク震えます。隣で寝ている妻も「めっちゃ震えてたよ」と言っていることから間違いありません。

一生懸命震えているとようやく目が覚めます。そして息切れしている。本当に呼吸困難になっていたことがわかります。


さらにたちの悪いことに、この現象は2、3回繰り返されます。ようやく苦しみから解放されたと思ったら、また段々と瞼が重くなってきて、幻覚・幻聴・呼吸困難が起こり、目が覚めて。これの繰り返しです。

苦しいのが嫌なので何とか眠るまいと試みてもダメ。強烈な眠気が襲ってきます。 それでも最終的には、いつの間にか何事も無かったかのように眠りにつきます。


この現象が起こるのは週に2、3回ほどで、夜だけではなくコタツで眠っている時などにも起こります。

ナルコレプシー』?

大学生の時にこの症状が気になって、Yahoo!知恵袋で質問したことがあります。

すると、

ナルコレプシーではないですか?」

との回答がありました。私はこの時初めてナルコレプシーという病気を知りました。


ナルコレプシーは一言で言えば「異常に眠くなる病気」です。

その症状から「やる気が無いだけじゃないか!!」と思われがちで、日本ではなかなか認識されない病気の一つとされています。

しかしやる気などは全く関係なく、言葉通り「異常」に眠くなる病気です。例えば車の運転中であったり、身に危険が起こる状況下であっても強烈な眠気が起こるのがナルコレプシーの特徴だそうです。


ではなぜ私にナルコレプシーの可能性を提示されたのか。

ナルコレプシーには眠くなること以外にもいくつか症状があり、その中の一つに「入眠時幻覚」があるんです! Wikipedia-ナルコレプシー

睡眠発作により睡眠に陥った際、及び夜間の入眠時に現実感の強い幻覚を見ることがある。

 (中略)

また、このとき筋肉は脱力状態にあるため金縛り状態となり非常に現実感を伴った夢が入眠時幻覚として体験されることになる


うーん、似ている。


ただしナルコレプシーの疾患者が100%発症する「過度の眠気」は私にはありませんし、他の症状も私の不思議現象に比べて重すぎるので「おそらくナルコレプシーとは違うだろうなぁ」と私は考えています。

いろいろあったけど、私は元気です

この不思議な現象とも十数年の付き合いとなり、息苦しいのは嫌だけど、すっかり慣れてしまいました。

今のところ生活に支障は無いので、とりあえずはこのままお付き合いを続けていければと思っております。(照れ)


他に似たような経験ある方がいれば、ご報告してお待ちしております!私から提供できる情報はありませんが、何となく嬉しいので!