ステージ設営という激務最高峰バイト

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こんにちは。

私の大学生活は、親の仕送りがある恵まれた環境でした。

そのため継続的なバイトをしていませんでしたが、お小遣い稼ぎのために日雇いバイトはしていました。

それがステージ設営のバイトです。


ステージ設営と言ってもロックフェスのようなデカイものではなく、地方コンサートなどです。

それでもステージ設営バイトは激務でした。バイト経験は少ないですが、バイトの中でもステージ設営は激務最高峰であると思っています。それは単に肉体労働だから、というだけではありません。


今回はステージ設営が激務最高峰バイトである理由を、当時の私の思い出とともに紹介します。

朝が早い、夜が遅い

まずはここからです。仕事にもよりますが例えば朝の10時に開演の場合、当然リハーサルがあります。

そうすると「朝の5時に現地集合」がザラです。社員さんはさらに早起きでしょうから、凄まじいですね……


さらに夜。コンサートが21時までの場合、そこからお客さんが捌けて片付け開始となると、荷物の搬出が終わるのは23時頃になります。

肉体を酷使しまくって家に着くのは日付が変わる頃。体は疲れきり眠気で意識は遠のく。

翌日の1限を断念したことは忘れません。

拘束時間が長い

これも仕事によって変わりますが、比較的大きめなコンサートでは、

  • 朝にステージ設営

  • 午前中にリハーサル

  • 午後に本番

  • 夜に撤収

くらいの配分だったりします。

しかしステージ設営バイトが担当するのは最初と最後だけです。

そのため

「実働時間は4時間、だけど間の待ち時間が5時間」

ということがザラにあります。

会場誘導や演出のお手伝いをする場合もありますが、むしろそっちの方がありがたい。待機するだけとなると、とにかく暇です。

控室があれば好きなことできますが、「舞台裏で待機」とかはもう最悪。暗いしやることないし、眠くなる。生殺しです。


「実働時間4時間でこの日当だと時給2,000円じゃん!!」

など油断していると、痛い目に会います。

「あれ、待機時間含めると800円……??」

撤収、それは戦争

ステージ設営で最も大変な作業、それは「撤収」(搬出)です。

え?設営(搬入)じゃないのかって?違います。


なぜなら設営は、

  • トラックに積まれた荷物をひたすら下ろす。

  • 事前の計画どおりに作業を進めていく。

何も考えずに荷物を出して、計画したとおりに作業を進めるだけです。疲れるけど楽ちんです。


それに対して撤収。撤収が戦争である理由、それが会場の利用時間です。

特に撤収が夜になるイベントはイベント終了から会場が閉まるまでの時間が短い。

そのため、イベント終了直後から鬼のようにトラックに荷物を搬入し、最短で片付けを完了させなければなりません。

荷物を入れる順番などはありません。とにかく片付けられるものから片付けて、ガンガン積んでいきます。

その勢いはまさに戦場です。


そしてこの戦場で最も危険な場所、それがトラックの荷台です。
トラック

ステージからバラした荷物をガンガン持ってきてどうするかというと、ひたすら荷台の前においていきます。

そして荷台の作業者は、それらの荷物が全て収まるように荷台に載せていきます。

最後の最後で

「あれ、これ載らないんだけど!!」

となろうものなら、会場がもう閉まるのに荷物を出して入れ直さなければならない。地獄です。


そのため荷台の作業者は、置いていかれた荷物を見極め、トラックの荷台の状況を瞬時に判断し、適切に荷物を積んでいかなければなりません。

私も一度だけ荷台を担当しましたが、社員の指示が早すぎ&訛で何を言っているのか分からず、怒鳴られて追い出されたことがあります。

それがトラウマとなり、それ以来は撤収時にトラックへ近づかないようになりました。


逆に荷台の中を完璧にこなすことができれば正社員になる見込みがありますよ!!

新人さんを見ていると悲しくなる

最後はこれです。

たまに正社員の新人さんが現場にいます。我々バイトに指示を出しつつ、社員がやる難しい作業をこなしていきます。

やはり体育会系の業界。メッチャ怒られてます。
怒る

日雇いバイトですらモタモタしていると怒られるくらいなので、社員がミスすればそれはもう烈火の如し。

他人とは言え、業界柄とは言え、あの勢いで怒られている人を見るのは凹みます。


というか新人さんが指示したバイトがミスすれば、その怒りの矛先も新人さんに。

そのため新人さんから指示を受ける場合は

「絶対間違えちゃダメだ!新人さんが怒られる!それを見て僕もへこむ!」

と、特に気を遣いました。


新人さんに投げかけられた罵声の中で、最も記憶に残っているのが、

「お前は一から十まで教えなきゃ分かんねーのか!?バイトじゃないんだぞ!!!!!!」

というもの。もちろんバイトにも聞こえるくらいの声量で。

「そりゃーね、こっちはバイトですから。素人ですからね、一から十まで聞いてもわかんないですよーだ。どうもスイマセンでしたね……」

と勝手にいじけました。


男性が多い業界ですが、女性の新人さんも見ました。

怒られた後に、

「もうやだ、やめたい……」

とボソボソ言っていたあの人、元気かなぁ(遠い目)

この激務でイベントは成り立っている!

以上、ステージ設営が激務最高峰バイトである理由を、私の思い出とともに振り返りました。

バイトだからその日限りで済みますが、これらを毎日、時には一日で複数箇所をこなしている業界の方々には頭が下がります。

どの程度の待遇かはわかりませんが、重い荷物を運ぶなど肉体を酷使し、迫り来る時間と戦う。

肉体とメンタルどちらも酷使する仕事であることは間違いありません。


このような激務を請け負う人たちのおかげで、楽しいイベントが開かれていることを、我々は忘れてはいけないと思います。きっちり感謝して、めいいっぱい楽しみましょう。
イベント


ちなみにステージ設営のバイトに行くなら、軍手ではなくゴム製の作業用手袋がおすすめです!!荷物の持ちやすさが段違いです。

ミスして怒られる可能性も減りますよ。