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日本語ラップの金字塔『RHYMESTER』(ライムスター)のおすすめ名曲15選

音楽
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RHYMESTER(ライムスター)を知っている人は、そんなに多くないかもしれません。

結成20年以上を誇る日本ヒップホップ界の草分け的存在で、立場的にはベテラン・レジェンドな方々です。

RHYMESTER - Wikipedia


最近はメンバーの一人宇多丸師匠を、ゴッドタンや世界ふしぎ発見サンデー・ジャポンなど地上波でもよく見かけるようになり、活躍の場は増えていっています。

また日本で最も成功しているであろうHIPHOPグループのRIP SLYMEKREVAも彼らの後輩にあたります。

最近では日本でもラップものの企画(CMやイベント)をよく見かけるようになりました。それもこれもライムスターが”日本語ラップ”を牽引し続けてきた成果だと思っています。

さらに彼らは結成から20年経った現在も第一線で新しい楽曲を生み出し続けており、まさに生きる伝説。

ここいらでより多くの人にライムスターを知ってもらうべく、よく知らない人や日本語ラップに興味がある人におすすめしたい、個人的に大好きなライムスターの名曲15曲をご紹介します。

WACKWACK RHYTHM ISLAND

お祭り騒ぎ感がハンパない。

南国風なサンバのリズムに乗せて軽快なラップが耳に心地いい。

ラップがどうとかヒップホップがどうとか、そんな細かいこと抜きにして「音楽って楽しいよなぁ」と思わせてくれる一曲。

よいよい 間違ってない 未だかつて無い

誰も俺達を罰せない

ワンナイト限りの観光ビザ

切れちまうまで現実逃避さ

ちなみに曲自体はWACK WACK RHYTHM BANDというバンド名義の曲でライムスターはフューチャリングです。

でもヒップホップを他ジャンルの音楽に融合させる、ライムスターの実力の高さがよく分かるという意味でも彼らの代表曲と言っていいでしょう。


「とにかく楽しい気分になりたい!」というあなたにおすすめです。

ベストバウト~16 ROUNDS FEATURING RHYMESTER~

ベストバウト~16 ROUNDS FEATURING RHYMESTER~

そしてまた歌い出す

収録アルバム『POP LIFE』の発売直後に東日本大震災が発生。

アルバム一曲目のこの曲の歌詞に込められた「挫けてる場合じゃねーぞ、お前がやらずに誰がやるんだよ!」というメッセージが、全ての日本人を励ましているように感じる。

要は無駄か? この歌と言葉は どうも疑いがち 利口な大人は

だが、俺に言わせりゃ「だから出番!」 大怪我上等な馬鹿だけが

でっかい賭けにまたいずれは勝つ もしくはその日をいつまでだって待つ

もちろん地震と発売時期が同じだったのは偶然だけど、震災を受けての使命感と希望に溢れた素晴らしい曲。


この先進む道に悩んでいるあなたにおすすめ。背中を押してくれる曲です。

そしてまた歌い出す

そしてまた歌い出す

K.U.F.U.

「このグループが歌うから説得力がある」という曲、あるじゃないですか。それ。

ことライムスターにおいては「ラップ(笑)」という時代から一貫して日本語ラップを牽引し続けてきた背景があり、「人生は知恵を絞り出して、いかに”工夫”して生きていくのかが大事なんだよ!」というメッセージに説得力がありすぎる。


さらに遊び心にも富んでいて、宇多丸のラストヴァースは必聴。童話”ウサギとカメ”で褒められる立場にあるカメを、圧倒的スキルでdisりまくる。

ある意味カメはさらにそれ以下 敵のミス待ちってそれでいいのか?

「天賦の才能を弱者代表が打ち負かして格差解消」

しようって場面でカメは無策すぎ 勝算もねえのに余りにウカツすぎ

そういうとこマジ所詮動物の限界 まんまでしかない自然界

カメどころか人間以外の生物全てをdisる宇多丸師匠のバースがハンパない。


日本語ラップの面白さを知りたいあなたにおすすめです。

K.U.F.U.

K.U.F.U.

肉体関係 Part2

横山剣率いるクレイジーケンバンドがフィーチャリング。

曲の端から端まで”エロ”と”カッコよさ”がほとばしる。ここまでエロをカッコよく歌いきるグループを、私は他に知らない。

ライムスターはもちろんだが、やはり横山剣の渋さが図抜けている。

あれから右手が俺の恋人「A」「B」「C」より「G」だ

彼女と一緒に聴くことはおすすめしません。間違っても初デートで流さないように。

肉体関係 part2 逆featuring クレイジーケンバンド

肉体関係 part2 逆featuring クレイジーケンバンド

B-BOYイズム

私の中で”ライムスターにおけるB-BOY3部作”と勝手に考えている3曲があり、その1つめがライムスターを代表するこの曲は「B-BOYとはこうあるべき」という指南書的な存在。

「歌詞が良い」「リズムが良い」「ラップが上手い」とか細かいことじゃなく「B-BOYの志をライムスターが言語化して発信した」という存在そのものが偉大。

生まれ育ち国籍は違え この旗の下忠誠を誓え 泥にまみれつつ生きてく 技術と知恵身に付け約束の土地

ファンじゃない人にはイマイチかもしれないが、ライムスターを紹介する上では欠かせない。


ライムスターに慣れてきたところで聴いてもらいたいおすすめの曲です。


アマチュアリズム・レボリューション21

B-BOYイズム

B-BOYイズム

ザ・グレート・アマチュアリズム

B-BOY3部作の2曲目。

草の根精神を忘れずに挑戦し続けるライムスターの「アマチュアこそ最強!」という熱いメッセージが込められている。

俺にとっちゃこいつは金じゃぁない チェックしなこの至高のアマチュアナイト

常にチャレンジャーであり続けようとする、彼らの気概に痺れる。


原曲も最高なのですが、モーニング娘。の『恋愛レボリューション21』とミックスした動画の出来がヤバイのでこちらもぜひ。


アマチュアリズム・レボリューション21

ザ・グレート・アマチュアリズム

ザ・グレート・アマチュアリズム

Born To Lose

B-BOY3部作の3曲目。

『B-BOYイズム』でヒップホップの原点を語り、『ザ・グレート・アマチュアリズム』で挑戦者としての志を歌ったライムスター。

このBorn To Loseでは「勝っても負けても終わりなんてものは存在しない。挑戦はずっと続いていく」という悟りとも言える境地を開く。

さあ喜べゼロからのスタート

ゼロからのスタートのエキスパート

日本語ラップ(笑)」という不遇の時代を過ごし、諦めずに挑戦し続けたからこそ日本のヒップホップを広め多くの人間に影響を与えた。『RIP SLYME』や『KREVA』といった世間に広く認知された後輩たちも送り出した。

でも”自分たちはこれで満足なのか?”


そんなわけない。現状に満足なんかしないし「ここで終わり」なんていうゴールも存在しない。

ヒップホップをやり続けること、それがライムスターというグループの人生そのもの。

Born To Lose

Born To Lose

ミスターミステイク

全てのダメな人に送る応援歌。

失敗する不完全な自分を認めたうえで「それがどうした!」と一蹴する気高さに溢れる。

俺は間違う男ミスターミステイク

味わうどん底ミスターミステイク

恥かくことも多いがそれがどうした

コケてコケてコケてコケてDon’t Stop!


今まさに落ち込んでいる人におすすめしたい一曲です。

ミスターミステイク

ミスターミステイク

ダーティーサイエンス

言葉の弾丸で体を撃ち抜かれた感覚に陥る。気持ちいい……


ライムスターの”ヒップホップ愛”に満ちた一曲。

ヒップホップを「ダーティーサイエンス」(汚れた科学)=「非正攻法」に例え、「ダーティー最高!」と絶叫する。

クソな時代に相応しいポエジー クソな世界解き明かすトポロジー

クソな未来さえも生き抜いちゃう タフでラフな最後のテクノロジー

初めて聴く人には意味不明の歌詞だが、ライムスターを理解すればこの曲が至高のラブソングであると分かる。


ライムスターを好きになってから、ぜひ聴いてほしい一曲。

ダーティーサイエンス

ダーティーサイエンス

ONECE AGAIN

約2年の活動休止明けでとんでもない曲出しちゃうんだから、ライムスターやっぱり凄い。

″自分語り″の曲なので「誰にでもおすすめ!」とはなりませんが、絶対外せない一曲。

挑戦する全ての者に追い風を吹かせます。

風はまた吹く 気付かないならかざしな人差し指を

日はまた昇るゆっくりと その時立てろ親指を

日本全国のラッパーが次々とオリジナルの歌詞でリメイクしていくという、これまでにない反響を呼び起こした日本ヒップホップのアンセムとも言うべき名曲。

ONCE AGAIN

ONCE AGAIN

ラストヴァース

ファンへの愛・感謝を綴ったラブソング。

普通に聴いてるだけで十分カッコイイが、ライムスターのファンになってから聴くと感慨深いものがある。

そしてイントロと同時に襲い来る″圧倒的な終末感″。

もしこれが音楽じゃなくて もしただの騒音だとしても

もし届くなら届けよう その先の景色見届けよう

もしそれが現実じゃなくて もしただの幻想だとしても

もし届くなら届けよう その先の景色見届けよう

活動休止明け一発目のアルバムの最後の曲でその内容・雰囲気から「戻ってきたはずなのに、まさかのサヨナラ!?」とファンをざわつかせた迷曲でもある。

ラストヴァース

ラストヴァース

勝算(オッズ)

これを聴いたことがライムスターを好きになった始まりです。

特にアルバム『ウワサの真相』の一発目にアカペラで収録されたバージョンが至高。

「メロディーも無いのに言葉遊びだけでこんなにカッコいい音楽を作れるもんなのか……」

本番前の確認事項

弱気迷いはとにかく禁じろ

音楽史に輝く金字塔

今宵も残せると固く信じろ

マジで音楽史に残る金字塔だよ。

勝算 (オッズ)

勝算 (オッズ)

音楽は素晴らしい

これも『WACKWACK RHYTHM ISLAND』と同じでScoobie Doというライムスターの後輩バンド名義の曲。

ただタイトルどおり、ジャンルがどうとか誰が歌ってるとか関係無く「音楽!素晴らしい!」と思える、テンション上がるポップチューン。

お前ギターな。お前ベースな。お前ドラムスな。俺じゃあボーカルな。

そこの彼女はScoobie Doobieな スケベキュートでハイなグルーピーな。

よし役者はそろった! ファンクしようぜ 人気出ちゃうぜ 楽勝で

俺に当たるスポット(ワオ!) 畜生め 印税ゲットして楽しようぜ!

Scoobie Doもこの曲で初めて知ったのですが、最高のグルーヴを奏でる”Funkの伝道師”です。

この二組が出会っちゃったんだから、当然こんなに楽しい楽曲が生まれます。


これも「とにかく楽しくなりたい!」というパーリピーポーにおすすめ。

音楽は素晴らしい featuring SCOOBIE DO

音楽は素晴らしい featuring SCOOBIE DO

POP LIFE

酒のつまみにしたい味わい深い一曲。

「良いこともあれば悪いこともある。何も無い時もあって、どれも愛すべき日常なんじゃねーの?」ということに、ハッと気づかされる。

雲一つないSuny days 気が滅入るような灰色のRainy days

そのどっちでもないEverydayこそ素晴らしい弾ける人生

長年続けてきたおっさんたちだからこそ辿り着いた、落ち着いた大人のヒップホップ。


晩酌のお供におすすめです。

POP LIFE

POP LIFE

Walk This Way

発売当初は「ダサい」「ポップスに迎合している」など古参のファンからは批判が出ていましたが、この曲はライムスターの改めての意思表明なんだと思う。

ありふれた苦悩にまみれた一生 だがそこじゃあんたがマジで大将

いつか見た夢と気がつけば一緒 だからもう大丈夫

長年やってりゃ変わることもあるし、変わらないものもある。どんな道を歩こうが選んだ″この道″を歩いていこう。そしてそんな自分に拍手を送ろう。


お手を拝借!!

Walk This Way

Walk This Way



以上、たくさんの人に聴いてもらいたい・おすすめしたい15曲をパンチラインと共に紹介しました。

「日本のヒップホップはイケてない!」と偏見を持つ方。じゃあもうヒップホップと思わなくていい!!『ライムスター』というジャンルだと思ってぜひ聴いてみてください。

ゴリゴリのヒップホップも、ROCKの魂溢れる曲も、POPで聞きやすい曲も多数そろえているのがライムスター。あなたの好みに合う曲がきっと見つかるはずです。