小さな星がほらひとつ

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ポケモンとの再会。冒険の始まり。

雑記 ゲーム
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初めて『ポケットモンスター』に触れたのは小学4年生の頃。
かれこれ19年前になる。

子どもの私がサンタさんにお願いしたのは、『ポケットモンスター・赤』だった。
理由はパッケージのリザードンがカッコいいから。

だから最初に選んだポケモンはもちろん『ヒトカゲ』。
初めて行く街、初めて見るポケモン、成長していく仲間のモンスターたち。 何もかもが少年の心をワクワクさせた。

ゲームをやったのは金・銀までで、それ以降ポケモンとは無縁の生活を送ってきた。

ところが19年後、『ポケモンGo』なるゲームが世界的に話題となっていた。
現実世界に「あの151匹」が現れる。
これで一気に子供の頃の記憶が蘇った。

そうして遂に2016年7月22日。 妻からのライン「ポケモンきたー!!」で日本で配信が始まったことを知る。 f:id:WorldWorldWorld:20160730113925p:plain

昼休みにダウンロードを開始したが終わらず…… 退社後、いよいよ起動。

事前の情報で「最初にピカチュウをゲットする方法」も知ってはいたが、 選んだのは19年前と同じ『ヒトカゲ』。
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あの日の冒険がまた始まる!!

待を歩けばポッポ、コラッタに出会う。
そう。ヒトカゲを連れてマサラタウンを旅だったばかりで、早速出会ったあいつら。
すぐにゲットして心強い仲間になったものだ。

「あの日」と同じだ。

でも、「あの日」と同じなのはここまでだった。


ポケモンGo』には「CP」という個体の強さを示す指標がある。
加えて体重、体長、技の組み合わせなどありとあらゆる「強さ」に影響すると思われる個体値が騒がれている。

トレーナー自身の「レベル」が上がれば上がるほど、初期CPが高いモンスターが現れる。

そしてモンスターの進化・強化には同種のモンスターを大量にゲットする必要がある。

だからトレーナーは「自分のレベル」をとにかく上げ、初期CPが高いモンスターをゲット。
そこから巷の情報を頼りに見込みのあるモンスターを進化・強化させる。
そう、厳選するのだ。


違う、そうじゃない。あの日のポケモンはそうじゃない。

初めて草むらで出会ったレベル2のコラッタ
「捕まえて、こいつを育てる」のが、私の知っているポケモンだった。

戦いを経てレベルが上がっていき、技を覚え、進化する。
そして強敵を倒す。

モンスターの成長こそがトレーナーの成長だった。

ポケモンGo』は違う。
「ゲットしたこいつ」を「育てる」が存在しない。
ゲットした中から「一番いいもの」を「選ぶ」。

やるせない。

後のポケモンには既に個体値が備わっていて、ゲーム自体が高度化していることは知っている。
また、ARゲームで全く同じシステムを導入することはできないこともわかっている。

それでも、「あぁ変わったなぁ」と自分の知っている時代に浸ってしまう。

今ではポッポはトレーナーのレベルアップ要員となり、
CPが高いモンスターが出るのを待って進化させる。

そしてそれを受け入れ、従う自分がいる。

なによりも残念なのは、最初に選んだはずの『ヒトカゲ』を進化させられる気配が無い。
ポケモンGoの世界ではヒトカゲはレアリティが高く、発見が難しいためだ。
最初に選んで以来、一度も目にしていない。
一番育てたいはずの「こいつ」が育てられない。

ポケモンGoはかつての私が心踊らせたゲームではなかった。
でも、ゲームの内容云々は重要ではないかもしれない。

「あの日」の私が目を輝かせていた姿のまま、ポケモンたちが現実世界に現れたのだ。

それが、嬉しい。

ポケモンは全部名前を覚えている。
歩き慣れた道で、現実世界でポケモンに出会う喜び。

19年の時を経て私は「本当のトレーナー」への道を踏み出した。

いつまでこのゲームを続けるかは分からないが、 「あの日の冒険」を求める私とポケモンの物語はまだ始まったばかりだ。